『鬼滅の刃』で哲学する - 人生の見方が変わるヒント

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『鬼滅の刃』で哲学する - 人生の見方が変わるヒント

  • 著者名:小川仁志
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • PHP研究所(2021/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569901305

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内容説明

ロングセラー『ジブリアニメで哲学する』に続く、シリーズ待望の第二弾! 刀、鬼、呼吸、藤の花、カラス……。本書は、『鬼滅の刃』に登場する主要なモチーフを題材に、それぞれを哲学していくものです。「なぜ呼吸法によって強くなれるのか?」「人間の方が、鬼より上回っている点は?」「心は機械のように作れるのか?」「神楽を舞うと何が起こるのか?」など、国民的大ヒット作品を舞台に、息苦しい時代を生き抜くヒントを探る! 「本書は決して『鬼滅の刃』を哲学するものではなく、むしろ『鬼滅の刃』で哲学するものなのです。いわば、作品はあくまで思考のための題材にすぎません。ぜひ皆さん自身が、「全集中の呼吸」で考えていただいて、自分の納得のいく答えを見出していただけることを期待しています。そうしてこの息苦しい時代の中にあっても、人生の見方を変え、より強く、より善く生き抜いていただければと思います」(本書「はじめに」より抜粋)文庫書き下ろし。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きみたけ

45
著者は山口大学国際総合科学部教授で哲学者の小川仁志氏。この本は「鬼滅の刃」を哲学するものでなく、「鬼滅の刃」で哲学する本。「刀」とは何か「集中」とは何かなど、この息苦しい時代の中にあって、人生の見方を変えより強くより善く生き抜くためのヒントを得てもらうための一冊。ちなみに、アニメで遊郭編までしか見ていない人は、今後のストーリー展開がバレてしまいますので要注意。2022/03/15

ta_chanko

12
鬼・刀・心・隙・死・侍・痣・強さ・集中・怒り、呼吸・水・炎・音・柱・黒・太陽・日・月・藤の花、家族・兄弟姉妹・仲間・人間・理性・階級・カリスマ性・人のため・期待・人生、努力・休息・幸せ・走馬灯・認める・猪突猛進・夢・考える・勝つ・受け継ぐ、大正時代・神楽・箱・カラス・無・永遠・病気・血・匂い・遊郭・・・とは何か?それぞれに深い意味があり、作者の想いが込められている。それが、多くの人々の心に響いたのだろう。このように列挙してみると、それぞれが重く深いテーマであることが改めて感じられる。2021/10/19

ひめぴょん

9
「鬼滅の刃」の中からカギになる言葉について哲学的考察をしている本。以下は文中引用とミニ感想です。鬼とは:誰もが鬼になる可能性がある。人間には鬼を生み出してしまう弱い心がある。心とは:生そのものの原動力。死:平等ではない。限界まで頑張るための一つの区切り。侍:なりふり構わず生きようとすることや、勝とうとすることではない。どれだけ老いようとも、威厳を保った姿でい続けること。強さ:恥ずかしくない振る舞いを貫けること。仲間:一人じゃできないことをする勇気。人間:「老いることも、死ぬことも、人間という儚い生き物の2022/09/18

ドットジェピー

5
面白かったです2021/05/02

Tatsuya Hirose

4
【鬼とはなにか】 「炭治郎にとって『強さ』とはなにか」というフックの効いた問いのポスターに引き寄せられるように買ってしまった本。実際の中身は「鬼とはなにか」というなかなかに深い問から始まる。「鬼滅の刃」の人気の一端にはそれぞれの人が思うところの「鬼」という存在の多様性があったかもしれない。「集中とはなにか」「家族とはなにか」「無とはなにか」など、様々な興味深い問いの中で、興味深かったのが「猪突猛進とはなにか」。紹介された1つの答えは「命よりも大事なものを追い求める覚悟」。なかなかにしびれる答えです。 2021/05/01

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