内容説明
なぜ、私だけに不安や迷いや心配事が次々やってくるのか? その疑問に、枡野俊明先生は次のように答えます。――いまのあなたのままでいい。考えすぎず、楽に生きる。心配事や不安から抜け出すために、いますぐ行動する。そして、シンプルに暮らす――。その術をわかりやすく説く癒やしの一冊。ベストセラー『心配事の9割は起こらない』の著者が、コロナ禍における新たに生まれた悩みや心配事を優しく取り除く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
本のロマンス
13
コロナ禍で仕事の面で不遇を余儀なくされた社会人を主な対象に、不遇をどう乗り切るか、その知恵が色々説かれており、とても有益でした。特に、◎災難は受入れよ、◎いまのままで、いまあるもので、十分ありがたいと思って生きよ、◎なるようにはなる、◎単純作業で無心となれ、◎季節の風情を一体となって味わえ、◎おおいなる力に委ね切れ、などのお諭しが、特に印象に残りました。ありがとうございます。2024/03/16
こがねの いずみ
12
コロナ禍の生活。今は自由に活動できるようになったけれど、今できることを一生懸命にやるの積み重ねが、素敵な一生を作ると言うこと。2025/01/31
ノンミン
5
本書はは日常の心配ごとを禅の哲学で解きほぐす実践的なガイドでした。著者はわかりやすく、気軽に禅の良さを取り入れる方法を提案しています。心の平穏を見つけ、ポジティブな力に変える手助けとなる本でした。2023/11/18
りこりり
3
禅の暮らし方 参考になりました。2021/08/03
Kosmos
2
①厳しい状況に置かれると、どうしても視野が狭くなり袋小路に入り込み身動き出来なくなる。その状態から抜きんでるには、広い視野、固定概念に縛られない柔軟な発想からなる優れた着眼点を持つ必要がある。②人生は時間の積み重ね、更に言えば、瞬間、瞬間が積み重ねって、紡がれて行く。ある時間、ある瞬間を疎かにせず、次に会う機会があるか分からないと思い、無常から、人生を丁寧に積み重ねていく。③心の中に実績を積み上げた自分が居るから窮屈で、自我を思い切って捨てる、捨てきることで、心新たに、どのような仕事でも真摯に向き合う。2024/10/04