内容説明
礼儀作法とは「社会人としてわきまえてしかるべき当前のことを、自然に振る舞うこと」。だからか、礼儀作法というと堅苦しい印象を抱きがちだが、礼儀作法はきまりやルールを守ることだけが大切なのではない。小笠原流礼法によれば「人を大切に思う心」が根本にあり、相手を敬うことが最も重要だという。
本書は、このコロナ禍後の生き方を、小笠原流礼法から学ぶものである。「これからの時代を生き抜くには、『自分の頭で考え、判断する力』=脳力と、『しっかりした筋肉・筋力』=体力が求められるでしょう。武家の礼法である小笠原流礼法は、脳力と筋力、いずれも必要とします。
つまり、小笠原流礼法を身につけることは、脳力と筋力を鍛えることにほかなりません。そしてそれは結果的に、人間としての美しさ(優雅さ、ゆとり)すなわち「行動の教養」となるのです」――といったことを、真実を語りながらもライトに、肉体と心を鍛えたい若い人たち、とくにこれから社会に出ていく人たちに向けて解説する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
14
形を整えれば中身が整う、ゆえに何があっても動じない心が礼儀と作法により手に入るということだそうで。著者の次期宗家としての自負というか矜恃というかそういったものがスパークしている。その姿勢が圧巻でした。2021/10/18
Yasuyuki
1
この本に書かれている所作は実践するにはなかなか難しいものが多かった。 ただ、所作は難しいが、椅子には浅く腰掛けるこどがよい姿勢をうむようなので心がけようと思う。 あとは、日常的に深い呼吸を心がけることを実践していこうと思った。 「ゆっくり鼻から吸い、ゆっくり鼻から吐く」 ストレスにさらされると呼吸は浅くなるから意識して行うことで心を鎮めることができるそうだ。2021/06/04
Nori
0
実践して血肉としよう。立つだけでも難しい!2024/01/21
つるしょう
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つるしょうは『膝行』を身につけた!2021/04/01