文春e-book<br> 阿川佐和子のこの棋士に会いたい(文春ムック)

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文春e-book
阿川佐和子のこの棋士に会いたい(文春ムック)

  • 著者名:文藝春秋【編】
  • 価格 ¥1,200(本体¥1,091)
  • 文藝春秋(2021/04発売)
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  • ISBN:9784160070295

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内容説明

「週刊文春」大好評連載「阿川佐和子のこの人に会いたい」の30年近い歴史のなかから、
棋士が登場する11の対談を収録。
羽生善治、渡辺明、谷川浩司、森内俊之、佐藤康光、佐藤天彦、先崎学、杉本昌隆、瀬川晶司、そして米長邦雄……。
将棋の天才たちの本音に迫る抱腹絶倒、珠玉のトーク。

〈空前の将棋ブームである。
発端となったのは、なんといっても藤井聡太氏の出現であろう。
この天才棋士が生まれる背景と、その歴史を築き、
彼を育んできた偉大なる先輩たちの思いと功績を
これほど綴った本は、この一冊をおいて他にはないと思われる。たぶんね。〉
(阿川佐和子「はじめに」より)

【目次】

杉本昌隆
「彼が小学二年生のときからタイトルを取ることは
確信していたので全然驚かない」

先崎学
「将棋の世界を継続させることの大事さを
後輩に伝えたくて飲みに連れて行くんです」

佐藤康光
「まだ藤井聡太さんの本当の強さは引き出されていない気がします。
今後、タイトル戦に出ると……」

佐藤天彦
「将棋は、何十手先まで読む力より、
少し先の局面がいい形になるか見極められる力が重要」

羽生善治
「投了って非常に難しいんですよ。
他の人だったらまだ続けるというケースもあるし」

森内俊之
「羽生さんに名人を獲られたら楽になって、
半年後に竜王と王将を獲ったんです」

米長邦雄
「女房が言ったんです。『あなたは勝てません。
若い愛人もいない男が勝てると思いますか』」

瀬川晶司
「取材が増え続けたので、マスコミも
みんな僕の応援団と思うようにしました」

谷川浩司
「羽生さんが別の世界の人に
見えたこともあります」

渡辺明
「小さい頃からの目標を達成して、
喜びで頭が真っ白になってしまった」

渡辺明&伊奈めぐみ
「マンガのエピソードって実話なの」(渡辺)
「若干、盛ってるけど、普段からメモはしてるよ」(伊奈)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

71
藤井聡太効果による、空前の将棋ブームである。そのブームに乗じ「将棋のムックを作りましょう」と、商売上手の文春が企み著書それに乗り、こう書く。<おそらくこの先、あちこちで「藤井聡太分析本」は山のごとく出回ることとなるであろう。しかし、この天才棋士が生まれる背景と、その歴史を築き、 彼を育んできた偉大なる先輩たちの思いと功績を これほど綴った本は、この一冊をおいて他にはないと思われる。たぶんね。>ということで、先陣の杉本師匠に続いて9名の棋士と対談。で、最後の渡辺新竜王は、16年ぶりに名人として夫妻で再登場。2022/07/22

J D

69
 ここには10人の棋士が登場し、聞き上手の阿川佐和子さんがインタビューする。面白い。棋士は、みんな神童だったと言ってもそれほど間違ってないと私は思っている。神武以来の天才加藤一二三、恐怖の赤ヘル少年羽生善治など枚挙にいとまがない。そんな人達の大人として、棋士としての会話が面白くないはずがない。私は羽生世代だから、藤井聡太は言うまでもなく渡辺明、佐藤天彦などが天才少年と言われた頃から知っている。これを読んで改めて将棋界は、個性的で魅力的な人たちの集まりだなーと感じた。2023/03/07

けんとまん1007

66
それぞれの棋士の方の人間性が、じんわりと滲み出ているのは、さすが、阿川佐和子さん。やはり、羽生さんは特別だなあ~と思う。飄々とした部分がある反面、やはり勝負師だし、何より、知見の広さ・深さだ。もっと、一人一人の分量が長いといいんだろうな。2021/10/05

シャコタンブルー

56
週刊文春に掲載されていた棋士10人との対話集。当時話題になっていた棋士達とのトーク集なので、懐かしさを感じた。今をときめく藤井2冠とのトークがないのは残念、いつか対談して欲しい。一番印象に残ったのは羽生善治さんとの対談。相手が一手を指すのに4時間も長考した場面で「今日のおやつは何にしようか」「4時間あったら日本中どこでも行けるなあ」という妄想を考える場面では笑った。超一流の棋士も対局中に数々の妄想をしていると思うと何だかんだほっとした。2021/05/11

禿童子

43
週間文春の連載から将棋の棋士との対談をピックアップ。故人になった米長邦雄の語りが読めるのは貴重。今ならセクハラと思われるおおらかな発言が懐かしい。瀬川晶司に似た風貌の俳優の名前が思い出せないが、阿川もメロメロになるイケメンなんだろうと想像する。渡辺明の20歳頃と最近の夫妻対談の対比も面白い。漫画家で名人の普段の姿を作品にしている奥さんは4歳年上で、本人が19歳で結婚して子供が生まれてから初タイトルの竜王をとってから成人式とは、さぞ忙しかっただろう!やはり阿川佐和子は聞き上手、棋士の思わぬ本音が聞けて満足。2021/10/01

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