小学館新書<br> 職業としてのヤクザ(小学館新書)

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小学館新書
職業としてのヤクザ(小学館新書)

  • 著者名:溝口敦【著】/鈴木智彦【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 小学館(2021/04発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/11)
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  • ISBN:9784098253968

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内容説明

働かずして年収10億円!

「なんでヤクザやってんの?どうやって生活してんの?なんで夜なのにサングラスかけてんの?なんで親父とか兄貴とか呼ぶの?」ーー話題の映画『ヤクザと家族』で綾野剛演じるヤクザの恋人役だった尾野真千子は、劇中でこんな疑問をそのヤクザにぶつける。ヤクザはどうやって生活しているのか……ヤクザが絡んだ抗争や事件について書かれた本はあっても、その素朴な疑問に応えた本はない。そこで本書では、暴力団取材のプロである2人が、「どうやって稼いでいるのか」に始まり、「なぜ暴力団に需要があるのか」「組長まで出世する条件はなにか」「ヤクザに定年はあるのか」といった疑問に応えながら、ヤクザビジネスの全容を解説していく。そのなかで紹介される「シノギは負のサービス産業」「抗争は暴力団の必要経費」「喧嘩をすると金が湧き出す」といったヤクザの格言を理解すると、経済の表と裏がすべて理解できるようになるだろう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

緋莢

10
図書館本。〝二大ヤクザライター”による対談シリーズ2冊目。2021年刊行。<いきなりタイトルを否定するようですがそもそもヤクザは職業なのかといえば、職業ではない。>という溝口敦の発言から始まっています。<暇であればあるほど、優秀なヤクザであるという価値観が定着している>とも語られていますが、昨今は、そうも言ってられないんじゃないかな、とも思います。<ヤクザは基本的に個人事業主で、組が集団で動くのは抗争のとき、集団を威圧するときに限られる>(続く2024/10/12

もけうに

5
柚月裕子『虎狼の血』シリーズを読んだのがきっかけで、ヤクザ稼業に興味を持ち読了。対談形式で読み易く、知らないことばかりでとても面白かった。暴力を武器とする弱肉拒食の世界、堅気には手を出さない、独特の哲学(のようなもの)、どれも新鮮で面白い。決して肯定できるものでは無いが、かつてのヤクザの姿はどこか魅力的で、数々の映画の題材になってきたこともわかる。確かにかつての暴力団は必要悪だった部分もあるかも知れない。だが時代は変わり、今後ヤクザは衰退していくだろう。元ヤクザをただの犯罪者にしない社会的仕組みが必要。2023/04/17

うさぎや

4
ヤクザ取材で有名な2人が対談形式で語る「ヤクザ」という職業について。「休日はあるのか」のくだりで「毎日が日曜日ともいえる」と語られていたのがなんとも(笑)。2021/04/29

ゆうろう

2
「ヤクザの一番の価値というのは、暇である、ということ」(P18)、「組長クラスは(税金を)払っている人が多い」(P35)等々、自分の先入観とは違っていたので、認識を新たにすることができた。「ヤクザはただでさえ、オリンピック級のサイコパス揃い」(P145)との指摘で、(カタギの身として至極当たり前だが)これからも関わりを一切持ちたくない!と改めて得心した。法律が厳しくなり暴力団にかっての勢いがなくなっているのは、やはりありがたいよな〜。 2022/01/26

Mof

2
ヤクザは違法な商売に手を出す個人事業主ってこと。2021/12/29

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