内容説明
フランクリン・D・ローズヴェルトはアメリカ史上唯一4選された大統領である。在任中、大恐慌と第二次世界大戦という未曾有の危機に直面した。内政では大胆なニューディール政策を採用、外交ではチャーチルやスターリンと協力してドイツ・日本など枢軸国と戦い、勝利に導いた。ポリオの後遺症による不自由な身体を抱えつつ、いかにして20世紀を代表する指導者となったか。妻エレノアらとの人間模様も交え、生涯を活写する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
skunk_c
61
評伝の著者は多かれ少なかれその対象に対する思い入れがあり、本書もその例に漏れない。したがってこのアメリカで最も長く大統領の座にあった人物についても、その魅力を余すところなく伝えている。時には「独裁的」といわれることもある強力なリーダーシップをふるいつつ、それが「人々のため」と背後にある民衆の支持をしっかり受け止める姿勢はポピュリストとは一線を画する。政治的にはバランス重視で、特に人種問題などは積極的な改革は行わなかったが、本人はかなりリベラルであったことがうかがえる。また妻のエレノアの魅力も描かれている。2021/02/28
樋口佳之
54
前著からの流れで。指導者の卓越性と言えばこの方だろうと積ん読解消。功罪ある業績、意外と調整型、患ったポリオ、夫人の影響等々、教科書レベルの知識を埋める評伝を読めたと思います。日々報道される政治家のレベルの低下の中で、指導的立場にある方に何を望むのかがどんどん落ちてしまっていたな。政治家ってこう言う方を指していたはずなのに。少し心洗われたかも。2021/04/12
kawa
39
アメリカ大統領としてただひとり四選を果たしたローズヴェルトの評伝。大恐慌、第二次世界大戦というふたつの危機に挑戦した指導者として、歴代のなかでもワシントン、リンカ-ンとともに常に上位に評価される存在で、オバマやレ-ガンもお手本にした存在だそうな。本書は彼の業績について、例えばニュ-・デイ-ル政策の成功について疑問を呈し、冷静な評価を下していて好印象。が、個人的に興味のある彼のソ連承認や武器貸与、第二次大戦参戦ついて何故そのような行動を取ったのかという点に、なるほどという説得力がないのが残念。2021/07/24
金吾
38
○ローズヴェルト大統領に対しては余りいい見方をしていなかったのですが、アメリカの理想への信念、指導力、先見性そしてそれを国民に伝えるコミュニケーション能力に感服しました。危機の時代にこのようなリーダーがいたことはアメリカや連合国にとり幸運だと感じました。2023/12/13
nishiyan
26
アメリカ史上で唯一4選を果たし、12年に渡って政権を担ったフランクリン・ローズヴェルトの評伝。セオドア・ローズヴェルトへの憧憬、エレノア夫人との出会い、ポリオによる闘病生活、愛人問題まで叙述されている。ニューヨーク州知事時代の成功体験を生かしたニューディール政策は大恐慌の克服とは至らず、その後の第二次世界大戦への参戦によってでとなるのだが、これらが遺したものは民主党のリベラル色とともに彼の果断な指導者としてのイメージへと結びついていくのが面白い。またエレノアから始まるファーストレディの今も興味深かった。2021/03/11
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