講談社文庫<br> ワシントンハイツの旋風

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講談社文庫
ワシントンハイツの旋風

  • 著者名:山本一力【著】
  • 価格 ¥764(本体¥695)
  • 講談社(2021/04発売)
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  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062755733

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内容説明

中学生の謙吾は、母と妹を追って高知から上京した。昭和37年、新聞配達でまわるワシントンハイツは、渋谷区にありながらアメリカそのものだった。謙吾は高校を卒業し、旅行会社へ就職する。東京オリンピックや万博に沸く昭和。ひたむきに働き、ひたむきに恋をする。自身の青春を描いた、初めての現代小説。(講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

90ac

35
山本さんの唯一の現代小説ということです。自分と同じ年なので、自分の生きて来た時代背景と重なり懐かしく読む事ができました。小説だとは思いながらも、山本さん自信の青春時代を描いているらしく、つい主人公の謙吾を山本さんと重ねてしまう。選手村はユースホステルに宿泊したことがありそこが元ワシントンハイツだったことをはじめて知りました。謙吾にとってはそこが英会話力を与え、仕事に生かされる事になったのは痛快ですが、働き始めてからの女性関係がルーズなのはどうもいただけません。この部分は小説なのだ、と思いたいものです。2015/12/03

Syo

22
これはいい2022/10/15

かもめ

14
「青春の門・山本一力編」のような内容で面白かった。苦労人の山本一力さんの自叙伝的小説。女性にだらしないけど、ますますファンになった。上京するまでの話はエッセイでも読んでいるが、最高の友人たちに見送られて泣けるシーンもあった。最終章が半端な終わり方だったので、その後がとても気になる。2021/08/21

てっしー

13
昭和の経済発展と共に成長してきた作者の自伝的小説。当時のウキウキ感が良く出ている。「自伝的…」と銘打ってなければ、もっと素直に楽しめたかも。成功と性交の話ばかり。何せ主人公はスーパマンで、仕事では何をやっても上手くいき、ほぼ全ての上司や顧客に気に入られ、ほぼ全ての出てくる女の子に愛され嫉妬されetc...何だが年配のオヤジの自慢話を延々と聞かされている気分。私としては、最終盤に出て綺麗にぼかされている(?)カジノでの使い込みの詳しい経緯やその後の処理の方が興味津々なのだけど。2014/03/03

crazy cool joe

11
10年くらい前になんかの賞をとってテレビに出ていたのを覚えていたけど、この本で作者のイメージが変わった。歴史小説を書いていたので真面目で静かで地味な人だと思ってたけど、女好きでけっこうハチャメチャな人じゃないですか!面白かったけど、こんなドラマティックな人生を送れる人に嫉妬する。なんか面白いことないかな。2015/04/21

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