KS科学一般書<br> なぞとき 深海1万メートル 暗黒の「超深海」で起こっていること

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KS科学一般書
なぞとき 深海1万メートル 暗黒の「超深海」で起こっていること

  • ISBN:9784065225486

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内容説明

人を寄せつけぬ「暗黒の世界」へ――いま、科学と冒険が交わる!
深海――光の届かない200メートル以深の海――は、古くから人類の知的好奇心を刺激してきた。海底にはどんな地形があるのか? そこではどんな生物がどんなふうに生きているのか? 海の深層で水はどのようにめぐっているのか? 人間の活動による海洋汚染はどこまでひろがっているのか? たくさんの謎がある。
海の調査技術や潜水船の進歩により、深さ6,000メートルを超える「超深海」の様子がおぼろげながら見えてきた。そこは意外にも多様で賑やかな世界だった! 超深海に挑む科学者・探検家のエピソードを交えながら、最新知見を解説する。あなたもきっと潜りたくなる!

【おもな内容】
第1章 海はどこまで深いのか?――深海・超深海への招待
第2章 世界最深点はどこか?――海底探査の歴史
第3章 この目で見たい!――究極の深みへ挑んだ英雄たち
第4章 ヒーロー現る――5大洋の最深点すべてをきわめた男
第5章 海を上下にかき混ぜる――深層大循環のしくみ
第6章 海底温泉とは何か?――熱水活動のしくみと生命の起源
第7章 海溝底では何が起こっているのか?――超深海科学の最前線
第8章 深海に生きる――奇妙な生物たちのスゴ技
第9章 深海で出会う――パートナーとわが家
第10章 深海を守れるか?――汚染・資源・絶滅危惧種

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スプリント

12
最近では深宇宙よりも深海に興味がある。 好奇心を満たしてくれる本2022/12/26

マイアミ

6
★★★ 世界最深部のチャレンジャー海淵に潜航した人間は世界にわずか13人で、宇宙に行ったのは約570人らしい。オリンピックも始まったので調べてみると100Mを9秒台走った人類の数は約130人だった。これらのことから、いかに最深海部に辿りついた人間が少ないかがわかる。そして熱塩循環によって全海洋を循環している海流は2000年で一巡するので紀元後ようやく一巡したところ。この熱塩循環は温暖化の影響を大いに受ける。海水温が上がると海流が弱まる。深海生物だけではなく、深海そのものについて知識が深まる本だった。2021/07/24

テト

4
地球は海があることにより、他の星にない独特な環境が生まれているが、その海の水の下の下、超深海の不思議さの発見がおもしろかった。最深部に到達する探索の歴史や、物理化学現象、住み着く生物たち、起伏による海流循環など、どれも地球の活動につながる壮大な発見の叙述に探検心を煽られた。2021/09/22

takao

3
ふむ2021/05/13

y

2
書名にある深海にとどまらず、地球全体の地殻や海水の動きなどがイラスト入りでわかりやすく解説されていました。 深海に住む生き物の生態もかなりわかってきていて、これからの研究の進展も楽しみです。 写真、イラスト、グラフがほとんどカラーなので、見やすくわかりやすいので、小学生にもおすすめかもしれないです。2021/05/24

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