コーヒーで読み解くSDGs

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コーヒーで読み解くSDGs

  • ISBN:9784591169681

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内容説明

SDGsは、環境、経済、社会に関わる17の目標を掲げていますが、それらは、コーヒー業界が以前から取り組んできた課題の縮図でもあります。 大学教授、国際NGOの元職員、コーヒーハンターという3人の著者がコーヒーを通してSDGsを紐解き解説していくことで、コーヒーを通じてSDGsに貢献できることに気付く。コーヒーの価値観を変え、SDGsを理解できる一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ルピナスさん

54
一休みと称し、日に3回、珈琲豆をゴリゴリと挽いて香りと味を楽しむのが至福の楽しみです。いつぞや、「途上国から世界を変える」と頑張っているマザーハウスの山崎社長が、インドネシア発のチョコレートを美しい体裁で結構な値段で発表していました。カカオも珈琲も、生産者が開発途上国である一方、消費者は先進国。互いが関心や問題意識を持ちにくい構造ですが、SDGsの17の切り口から紐解いた本書を通じ、消費者である私達の選択的行動によってSDGsに貢献できることが分かります。他人の不幸の上に自分の幸福は築けないのです。2021/10/29

壱萬参仟縁

48
17の目標にカラー色分け、写真もカラーでありがたい。貧困とは社会的排除である(030頁)。貧困の原因は社会から排除され、働く機会を奪われていること。包摂によって対策を図ろう(161頁)。第13章のコーヒー豆産地の変化をみると、いつまでもコーヒーを飲めるとは限らない。気候変動はコーヒー嗜好を奪うのだろうか。コーヒーはグローバル商品でありながら、生産地が途上国に限られる一方、消費者は先進国に住んでいるという特殊な事情がある(254頁)。2021/09/01

Sam

47
「SDG sでは地球環境は救えない」という『人新世の「資本論」』の主張についてどうこう言う前にそもそもSDG sをちゃんと理解しているか?っていうと実はそうでもなく、気軽に(まさにコーヒー飲みながら)学べることを期待して読んでみた。コーヒーはグローバルな商品でありながら生産地≒開発途上国、消費地≒先進国という特殊な構造となっているため様々な歪みが存在したが、SDG sの各ゴールへの取組を通じてコーヒー産業の健全な発展が実現できると説く。教科書的な書き振りながら密かに著者たちの熱い想いも込められている。 2021/07/08

たんかれ~

29
毎朝何気なく飲んでいたコーヒーについて深く考えさせられました。一杯のコーヒーが実はSDGsの17項目全てに大きく関わっていて、選び方次第でSDGsに貢献できる事も知りました。これからはもう少しお金をかけてでもサステナブルなコーヒーを選びたいと思います。3人の筆者の熱量も感じられる良本です。2021/04/25

ta_chanko

20
できるだけ安くて美味しいコーヒーを買い求めてきたが、それではコーヒー生産の持続可能性が途絶えてしまう。環境保全・生産者の生活向上など、SDGsに全般的に取り組んでいる団体を先進国や消費者が支援し積極的に購入するようにすれば、高品質なコーヒーを将来にわたって味わうことができる。コーヒー生産に限ったことではないが、大量に作らせて安く買いたたくという消費行動を改め、質の高いものに対して相応な対価を支払うことや、安いからといって不要なものや低品質なものを買い求めないことなどが必要。2021/05/26

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