ディスカヴァーebook選書<br> 「叱る人」より「ほめる人」

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ディスカヴァーebook選書
「叱る人」より「ほめる人」

  • ISBN:9784860815882

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内容説明

人に対して、叱るよりことも、
ほめることが大切です。

「叱る」ということは、その人の弱点を
否定することです。
叱られた相手は、萎縮したり、
自己防衛をしたりして、
その人の持っている良さや能力は発揮
されにくくなります。
たとえ良くない事態があっても、改善されず、
あるいは隠されたりもします。
仕事はうまく行かないのです。

相手の能力を引き出し、活躍してもらい、
良い方向へ持っていくには、
「ほめること」が大切です。

「ほめる」というのは、相手に対する励ましで、
評価です。
励ましや自分は評価されたということに対して、
人は意欲的になって動くからです。

「自分をほめる」ということも同じです。
苦手で困難な状況に対しても、
自分を「だめだな」と否定せず、
視点をずらして自分を「ほめて」、励ます。
すると、自己肯定感と安定感が生まれ、
その状況に前向きに対応する意欲と
楽観性が湧きます。
そして乗り越えることができます。

何事も、「叱ること」より「ほめること」が
ものごとを良い方向に向かわせるのです。
コミュニケーションも良くなり、
人間関係も円滑になります。

本書では、心理学者の渋谷昌三先生が、
「ほめること」で人の意欲や積極性を引き出し、
仕事も良い方向に向かい、
人間関係もよくなることを解説します。
どのようにほめたらいいのか、
その具体例も紹介します。

●「ほめられてから叱られる」で、やる気をうしなう
●「努力と成長」をほめると、心が元気になる
●ほめられて育った人には、自信も育つ
●自分をほめない人は、他人をほめられない
●「自分をほめる」のは自己満足でいい、
人と自分を比べない
●自分をほめる習慣で、やる気をキープできる
●叱っても「やる気」は育たない
●叱った後には、しっかり「ほめなければならない」理由
●ほめるときも叱るときも、相手の目を見る
●別れ際にほめると、相手は前向きになる (他)(※本書は2019/8/24に発売し、2021/4/1に電子化をいたしました)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

リトル

17
叱られるよりはほめられるほうが気持ちがいい。自信が持てる。自分をほめるとポジティブな気分になれそう。「ほめ日記」なら気軽にできそう。試してみたい。私は友だちが少ないのだが、少ないからこそ自分の時間が持てるという部分に勇気が湧いた。リフレーミング(見方を変える)できるようになりたい。2019/11/22

hk

12
これは掘り出し物の一冊。人は不快な出来事があれば、叱ってさっさと解決させようとしがちだ。だが往々にして叱ると問題が大きくなる。叱ると相手の自尊心を著しく傷つけてしまうからだ。そこで「褒める」という手法が有力となる。実は褒めるも叱るも相手を熟知しているから可能になるのだが…。「叱る」が自尊心を傷つけるのに対し「褒める」は自尊心を満たすという対称性がある。相手の個性に精通し、それを取り柄へと言語化し、褒めるのだ。個性を短所だとして叱るのと、個性を取り柄として褒める。この2つには結果に大きな隔たりが生じるのだ。2020/01/19

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