内容説明
日本はいまや、総人口の33%(3300万人)を65歳以上が占める超高齢化社会となりました。もちろん800万人団塊世代も等しく「老い」への仲間入りです。
そこで、人生の先輩・モタさんが「老い」への「ケジメ」のあれこれを本書で紹介します。
晩年をすっきりと、フットワークよく過ごすには、先手、先手でモノとこころの整理を心がけることが大切。
何よりも「モノを捨てる」ことを心がけなさいとアドバイスします。それがハッピーエンドを迎える大切な条件でもあります。
●人生に小さな「ケジメ」をつけてゆく
●「身辺整理」が「安心」を生む
●折り返し点を過ぎたら、やりたいことだけをやる
●こころの整理をひとつして、夢を持つ
●未練とどう折り合いをつけるか
●大きくなっていた欲を小さくする
●今日一日を精一杯楽しく生きる
●妻に先立たれた男はなぜかボケるのが早い
●一人ではないという気持ちを育てる
●あの世にいくときも、ユーモアを忘れないで (他)
本書は新講社より出版された『老いへの「身辺整理」』を改題し、再編集した新版です。
(※本書は2015/6/26に発売し、2021/4/1に電子化をいたしました)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Take@磨穿鉄靴
53
物理的内容は薄め。朝読みはじめてもう終わってしまった。それでもいくつか響く言葉はあった。「変わらないと思った人は変わらない。変わらないと思えば何をしても人は変わらない。どんな小さなことをきっかけにしても、変わろうと思う人は変わる」結局は自分の心の在り方次第。何も持っていけない向こうへ行く為に物も気持ちも身軽にしていこうと思う。「知足」走る事に関してはまだ足りたと感じては無いけど他はもうボチボチでいいかな。整理していこう。★★★☆☆2019/01/19
団塊シニア
46
いまだに影響力のある人である、「死んだ人が帰って気もなくなるほど楽しいあの世がある」等含蓄のある言葉があふれてる一冊である。2016/03/24
なるみ(旧Narumi)
26
久々の斎藤茂太先生。母世代で話題になっているそうで、母が図書館予約リクエスト半年待ちだった本書を返却前に拝借しました。「立つ鳥後を濁さず」とは何かを考えさせ、モタ先生の考えを知ることができる含蓄深い一冊でした。2016/09/24
Yunemo
21
何だか気になる表題で手に取りました。自身が人生半ばから折り返し点を通過したことを意識して。「ケジメ」の時期は自分で決める。難しいです。まだまだ自身の可能性を夢見がち。でもひとつだけ、今日一日を精一杯楽しく生きる、蓋し名言。でもこれが出来ずに四苦八苦。過去の自身をどう評価するの、この考え方からして失格宣言。ここからどう生きていくのか、でしょう。ほんとに心穏やかな境地になれるんだろうか。ということを想いながら、一言一言、モタさんの言葉に頷くのです。06年に逝去されたとのこと、でも確かな想い、言葉が残ってます。2016/04/23
よぶ
12
私の人生の折り返しは始まっている様な気がする!!でもまだ未練はあるし、やり残していることもある。さぁ、断捨離から始めよう!!!2018/06/27