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内容説明
「読者はおそらくすでに経済学の標準的答えを知っているだろう。もし私たちが「効用」や「確率」の意味を知っているならば、それは悪い答えではないだろう。むずかしいのは、私たちがそれを知らないことがあることなのである。」意思決定において決定的な解はないとしても、次善の解は何かということを意思決定理論の第一人者がまとめる。
目次
序文
第1部 直観的な定義
第1章 研究の動機付けとなる例
第2章 自由意志と決定論
1 自由な選択は予測できるか?
2 世界は決定論的であるか?
3 自由意志は観察可能か?
4 自由意志の問題
5 合理的幻想
6 自由意志と意思決定マトリクス
第3章 無差別の原理
1 正準空間は役に立つか?
2 コインには何か特別なものがあるのか?
第4章 相対頻度
1 大数の法則
2 帰納の問題
3 頻度主義にまつわる問題
第5章 主観的確率
1 銀行員のリンダ
2 パスカルの賭け
3 古典統計学とベイズ統計学
第2部 行動的定義
第6章 ケース・スタディ
1 効用最大化に対する特徴付け定理
2 証明
3 解釈
4 限界
第7章 理論の役割
1 理論は常に間違っている
2 理論は概念的フレームワークである
3 隠喩としての論理実証主義
第8章 フォン・ノイマン=モルゲンシュテルンの定理
1 背景
2 vNM 定理
3 証明
4 3つの解釈
第9章 デ・フィネッティの定理
1 動機付け
2 定理
3 証明
4 3つの解釈
第10章 サヴェッジの定理
1 背景
2 状態,結果,行為
3 公理
4 有限の結果集合に対する結果
5 一般的な結果集合の場合
6 解釈
7 証明と質的確率
第11章 状態の定義
1 因果性
2 確証に関するヘンペルのパラドックス
3 モンティ・ホールの3つのドア
第12章 サヴェッジ批判
1 批判を批判する
2 P3とP4の批判
3 P1とP2の批判
第13章 客観性と合理性
1 主観性と客観性
2 客観的合理性と主観的合理性
第14章 アンスコム=オーマンの定理
第3部 代替的な行動的諸理論
第15章 ショケ期待効用
1 シュマイドラーの直観
2 ショケ積分
3 共単調性
4 公理と結果
第16章 プロスペクト理論
1 背景
2 利益-損失の非対称性
3 確率のゆがみ
4 ランク依存型確率とショケ積分
第17章 マキシミン期待効用
1 凸ゲーム
2 CEUの認知的解釈
3 公理とその結果
4 MMEUの解釈
5 一般化と変形版
6 ビューリーの代替的なアプローチ
7 客観的合理性と主観的合理性の結合
8 応用
第4部 認知的起源
第18章 事例ベースの質的信念
1 公理と結果
2 4つの既知の手法
3 一般的な類推における結合公理
4 結合公理の違反
第19章 頻度主義再論
1 類似性によって重み付けられた経験頻度
2 直観
3 公理化
4 経験的類似性と客観的確率
第20章 将来の課題
参考文献
訳者あとがき
索引
訳者紹介
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KAZOO
KAZOO
tishr
葉
かずや