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内容説明
アローの集団的選択理論は個人の持つ多様な選好を基に、個人の集合体としての社会の選好の集計方法、社会による選択ルールの決め方、そして社会が望ましい決定を行うようなメカニズムの設計方法のあり方を解明する理論体系である。本書は、この集団的選択理論から導かれる最も基本的な意味を明らかにし、現実問題への適用を考えることにより再検討する。
目次
目次
はじめに
イントロダクション
1.1 多数決と民主制は無関係
1.2 論理的に整合的な多数決規則
1.3 実際に使える投票方式
1.4 コンピュータ・ネットワーク時代の選挙制度
2.1 関係値選択関数
2.2 集合値選択関数
2.3 プロファイル付き集合値選択関数
2.4 最良関数
2.5 正規性
2.6 合理性の定義
第1章 多数決と民主的意思決定
第2章 選択関数とその性質
第3章 アローの不可能性定理
3.1 枠組みと結果
3.2 アローの不可能性定理と関連する諸結果
第4章 プロファイル付き集合値選択関数を用いたアロー型不可能性定理
4.1 振る舞いの良いC.について
4.2 公理と定理
4.3 集合値関数的枠組みの視覚的理解
第5章 基底関係的集団的選択
5.1 基底関係
5.2 基底関係的枠組み
5.3 基底関係的不可能性定理
第6章 k-集合前提の集団的選択
6.1 グレザープロットのk-集合前提
6.2 完全性を求めないk-集合前提
6.3 特定k-集合前提
6.4 集団的選択理論を実際問題に適用するための注意点
第7章 顕示選好的集団的選択
7.1 記号の説明と定義
7.2 顕示不可能性定理
7.3 集団的選択規則:まとめ
第8章 アローの不可能性定理と非合理的個人選好
8.1 個人選好関係の緩和と不可能性
8.2 非合理的個人選好の扱い方
第9章 アロー問題の意味
9.1 アローの枠組みと結果の形式的な意味
9.2 アロー型不可能性結果の実際の意味
第10章 個人選好の基準:西欧対日本
10.1 西欧の思想と西欧人の思考
10.2 日本の思想と日本人の思考
10.3 日本文化対西欧文化
10.4 アンドリュー・ワイルズの人生
11.1 不可能性定理と不完全性定理
11.2 選択肢の集合の分割方法
11.3 2人社会選択モデルとアロー型可能性結果
11.4 n人モデルへの道
11.5 動学的現実的意思決定モデル
12.1 先行研究
12.2 アローの枠組みと多次元性
12.3 個人選好を順序から非循環的順序に緩めた場合
12.4 動学的集団的選択モデルの多次元化
第11章 非論理的個人選好と集団的選択
第12章 多次元集団的選択理論
参考文献
索引
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