問答の言語哲学

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問答の言語哲学

  • 著者名:入江幸男
  • 価格 ¥4,730(本体¥4,300)
  • 勁草書房(2021/04発売)
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  • ISBN:9784326102877

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内容説明

哲学の歴史において、問いおよび問答関係の考察は意識哲学の伝統の中での内観による分析が主だったため、コリングウッドやガダマーを除きその論理的・言語的な分析はなされてこなかった。本書は分析哲学の成果を踏まえ、言語行為について問いと推論の関係、問いと発話との関係を分析、意味論と言語行為論に新しい見方を提供する。

目次

序 文 問いの重要性に向けて

第1章 問答関係と命題の意味――問答推論的意味論へ向けて
 1.1 問いと推論の関係
 1.2 推論的意味論から問答推論的意味論へ向けて

第2章 問答関係と発話の意味――問答推論的語用論へ向けて(1)
 2.1 文と命題内容と発話の違い
 2.2 発話が焦点を持つとはどういうことか
 2.3 会話の含み

第3章 問答関係と言語行為――問答推論的語用論へ向けて(2)
 3.1 質問と言語行為
 3.2 言語行為の新分類
 3.3 言語行為の不可避性

第4章 問答論的超越論的論証
 4.1 問答論的矛盾の説明
 4.2 問答関係の分析
 4.3 問答論的矛盾による超越論的論証
 4.4 超越論的論証の限界

あとがき
参考文献一覧
事項索引
人名索引

感想・レビュー

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問答関係と命題の意味 推論は問いに答えるプロセスである 推論的意味論から問答推論的意味論へ向けて 関数としての文と値としての命題 関数とコミットメント 命題内容の理解とコミットメント 発話が焦点を持つとは 会話の含み 問答関係と言語行為 オースティンとサールによる言語行為の区別 質問発話の特殊性 発語内行為の相互関係 問答論的超越論的論証 周知の三つの種類の矛盾と問答論的矛盾:構文論的矛盾・意味論的矛盾・語用論的矛盾 問答論的矛盾による超越論的論証 2020/11/28

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