テキストブック公共選択

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テキストブック公共選択

  • 著者名:川野辺裕幸/中村まづる
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • 勁草書房(2021/04発売)
  • 2026年も読書三昧!Kinoppy電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~1/12)
  • ポイント 840pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784326503858

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内容説明

公共選択論は、政治と経済の接点にかかわる研究分野で、経済分析における「方法論的個人主義」「合理的経済人」「交換原理」の仮定をもとに、政治プロセスにおける個人の相互作用を通して、政府が「どのように」機能しているのか、という実証分析の枠組みを構築してきた。本書は、初学者のために公共選択論をわかりやすく解説するテキスト。

目次

目次
まえがき

第1部 公共選択論で考えよう

はじめに――公共選択論とは?
 1.市場の失敗と政府の失敗
 2.公共選択論の誕生
 3.公共選択論のアプローチ

第1章 財政赤字・税制改革と公共選択
 1.民主主義政治における財政赤字の誘因
 2.公債の負担と中立命題,インフレターゲット論
 3.公債発行ルールとしての建設公債主義
 4.赤字国債の解禁と国債累増
 5.政府財政健全化の準則としての建設公債主義
 6.財政再建の試みと挫折の経験
 7.税制改革のあゆみ
 8.EUにおける安定成長協定の枠組み
 さらに詳しく学ぶための文献

第2章 公共事業はなぜ拡大を続けてきたのか
 1.はじめに――公共事業の問題点
 2.無駄な公共事業の経済学による定義
 3.公共事業に期待される目的
 4.公共事業費の推移
 5.公共事業を担保する社会資本整備計画 
 6.公共事業の財源調達の仕組み
 7.政・官・財の癒着の構造とレントシーキング
 8.おわりに――公共投資あるいは社会資本に関する実証研究
 参考文献

第3章 地方分権と公共選択
 1.地方分権の現代的テーマ
 2.地方分権にまつわる経済学の視点
 3.公共選択論的な見立て 
 4.おわりに
 参考文献

第4章 財投改革,郵政民営化
 1.はじめに
 2.財政非効率化の温床としての財投と郵政
 3.郵政3事業の肥大化と民業圧迫
 4.特定利益集団としての郵政
 5.郵政民営化の必要性
 6.民営化,競争政策とユニバーサル・サービス
 7.おわりに――逆戻りした郵政――郵政公社化,民営化,民営化見直し
 参考文献

第5章 医療保障と公共選択論
 1.公的医療保障は非効率か
 2.医療サービスの特殊性
 3.医療制度枠組みと政府の介入のあり方の相違――日米英の3カ国比較
 4.日米英における政府の介入と医療費の国際比較
 5.制度の枠組みと公共選択――3カ国の医療政策の決定過程
 6.市場の失敗か政府の失敗か
 参考文献

第6章 議会制度と権力の分立・融合
 1.はじめに
 2.投票のパラドックス
 3.権力分立
 4.権力融合
 5.おわりに――無差別曲線
 参考文献

第7章 選挙制度と投票行動
 1.間接民主制
 2.比例代表制
 3.小選挙区制
 4.混合制(並立制),二院制,地方議会からの影響
 参考文献

第8章 官僚制
 1.はじめに
 2.ニスカネンの官僚モデル
 3.ニスカネン・モデルの拡張
 4.ダンレヴィーの官僚モデル
 5.官僚理論と官僚制
 6.おわりに
 参考文献

第9章 政権選択と公共選択論
 1.政治家としての合理的選択とは
 2.政治家・政党間の競争は何をもたらすのか
 3.景気は選挙に左右されるのか 
 4.予算は選挙に左右されるのか
 5.市民はなにを基準に政権選択するのか
 参考文献

第10章 公共選択論の視点から見た農政
 1.政治性が強い農政と公共選択論適用の有効性
 2.政治アクター別に見た農政分野の特徴
 3.日本農政の歴史的経過の公共選択論による説明
 参考文献

第11章 国際的合意形成――国際組織に関するものを中心に
 1.国際的合意形成によるグローバルガバナンスと国際組織
 2.国際組織の定義と分類
 3.国際組織の実際
 4.国際組織と公共選択論
ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

うえ

6
「代議制民主主義では社会のさまざまな立場を代表して議員が選出され、議会で集合意思決定を行う。有権者は個々の意思決定を政治家に委ねることで取引費用を節約できる一方、私的選好を表明する機会を制約される。有権者の選好を代表して表明する議員の選好が、投票者の選好とすべてにおいて合致するとは限らない。議員が代表として相応しくないと投票者が判断した場合には、次回の選挙で落選する…政府とは個々の政治家の集合体であり、選挙を通じた国民との契約によって成り立っている。その意味で公共選択の政府観は社会契約論を前提としている」2016/09/11

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