金融から学ぶ民事法入門 第2版

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金融から学ぶ民事法入門 第2版

  • 著者名:大垣尚司
  • 価格 ¥3,190(本体¥2,900)
  • 勁草書房(2021/04発売)
  • ポイント 29pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784326402861

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内容説明

パンデクテン体系を崩し具体的な契約例や設例に則して再構成することにより、「あてはめ」の能力養成や「体感的」な理解が得られ、体系的に学んだ法律知識を改めて実務に即して整理できる。ダットサンや準拠判例等との相互参照を図る。また、第二版では債権法改正の中間試案を適宜参照することにより現在の民法の理解を深める工夫をした。

目次

はじめに
本書の趣旨本書の構成
参考基本書
脚注の表示
法令等略称

第1講 金融と法律
 1.金融とは何か
 2.金融機関
 3.法律と金融
 4.民法の重要性
 5.判例・通説・条文

第2講 金融にかかわる主体
 1.自然人と法人
 2.株式会社
 3.代表と代理
 4.企業と家計
 5.事業者・消費者
 6.継続企業と相続

第3講 サラ金と質屋
 1.消費者金融とは何か?
 2.金銭消費貸借契約
 3.消費者ローン契約を読む
 4.高利と貸金業者の規制
 5.質屋さんって何?【信用補完の話(1)】

第4講 中古車を買う
 1.売買契約と関連の制度
 2.契約とトラブル
 3.パターン(1):引渡しまでに自動車が損傷したらどうなるか?
 4.パターン(2):期日に履行しない相手方に何が言えるか?
 5.パターン(3)A:自動車の権利に問題があったらどうなるか?
 6.パターン(3)B:自動車に欠陥があったらどうなるか?
 7.パターン(4):契約が成立しないと何も言えないのか?
 8.パターン(5):契約を成立させる意思表示に問題がある場合
 9.まとめ

第5講 新車を買う
 1.耐久消費財の特徴
 2.新車販売の仕組み
 3.割賦販売(1) 自社割賦(狭義の割賦販売)
 4.割賦販売(2) 三者型割賦
 5.新車の瑕疵や欠陥への対応
 6.割賦販売の担保【信用補完の話(5)】

第6講 家を借りる・マイホームを買う
 1.家を借りる
 2.マイホームを買う(1) 分譲住宅・中古住宅
 3.マイホームを買う(2) マンション
 4.代理人・代表者との取引(1):代理権や権限に問題があるとき
 5.代理人・代表者との取引(2):利益相反、代理の代理

第7講 マイホームを建てる
 1.マイホームを建てる(1) 土地を手当てする
 2.マイホームを建てる(2) 注文住宅の建築
 3.土地所有権と建物所有権のネジレ
 4.住宅をめぐる権利調整やトラブル

第8講 住宅ローンと債権保全
 1.住宅ローンの役割──借家vs.持家
 2.住宅ローンの特徴(1)
 3.住宅ローンの特徴(2):抵当権【信用補完の話(10)】
 4.住宅ローンの借入れ

第9講 家を買ってから死ぬまで
 1.家が焼けたらどうなるか?
 2.借主が死んだらどうなるか?
 3.土地有効活用
 4.シニア期の家計ファイナンス
 5.シニア期の財産管理

第10講 預金取引と決済
 1.銀行の決済機能
 2.預金
 3.為替取引
 4.預金に対する強制執行と相殺
 5.当座預金と手形・小切手
 6.手形離れと電子記録債権
 7.個人の決済とクレジットカード
 8.隔地者間の取引と同時履行の確保

民法の条文順見出し
その他法令索引
事項索引
判例索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

77
金融取引を民事法の観点から分析した本で主に債権法が中心となっているように感じました。ただ著者がもともと銀行員なので実例や設問が非常に数多く収められていて他の本と比較して理解しやすく感じました。基本的な言葉の説明もあります。例えば質権とか共有権など例で説明しています。2018/12/16

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