ない本、あります。

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ない本、あります。

  • 著者名:能登崇
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 大和書房(2021/03発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784479393344

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内容説明

古市憲寿氏も絶賛! テレビ・雑誌・SNSでも話題沸騰!
日常の写真を投稿すると、題名からあらすじまで架空の本を作成してくれるアカウント「ない本」。
本書には選りすぐりの28編を収録し、その全てに超短編を書き下ろしている。
一枚の写真から生まれた奇妙で不思議な書籍たちをぜひお楽しみください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

71
「おわりに」にも書かれているけれど、クラフト・エヴィング商會の本を連想した。しかし「ない本」という、ネガティブな発想から発せられるオーラとは逆で、求める本を創造していくポジティブさを感じた。文庫本限定であることもそうだ。ない本の表紙カバーをデザインしてしまい、内容もショートショートとして読める形にして提示してしまう。架空の作家の架空の作品・経歴も作り、その作家が書いたという形。大きな冗談・積極的な偽書とでも言うべきだろうか。「地球怪獣は一度だけ」「死人の肖像」「第七夏季の男」がおもしろくて印象に残った。2021/04/02

りんご

36
まず画像。次のページ見開き右は画像が表紙に使われた文庫本、左のページは裏表紙。あらすじが載ってたり。作者紹介もここにあり。凝ってる。ショートショートなんだけど、各本のイントロだけ読んでるような気分にもなって不思議な感覚だった。画像がコラージュされたりして表紙になるのも(はぁ、その部分を切り取ってな、なるほどー)と興味深かった。あらすじ紹介文、薄々気付いてはいたが、バカバカしいお話に興味が湧く。“黒ゴマを巡る戦いが始まる”なんて書かれたら手に取っちまうな。2022/06/11

いちろく

35
紹介していただいた本。Twitterで募集して送られてきた写真を基に架空の文庫本を作成して短編小説として提示する内容の短編集。概要を知った時に、クラフト・エヴィング商會っぽいな、と思ったらあとがきで『ないもの、あります』の本歌取りと明記してあり、正直落胆した。よく言えばオマージュ、悪く言えばパクリである分、比較されるのは必然だと思う。本家よりも、具体的な内容であり現実的でもあった分、「ない」という状況から生まれる虚構が活かされていない印象。2021/08/14

FOTD

23
「1枚の写真にタイトルと架空の著者名、架空の出版社名をつけて、内容はショートショートで、ない本を作ってみた」という本。30篇近くあり、それぞれ書体や段組みも違うデザインになっている。物語だけでなく、架空の著者の略歴も読んでみるとおもしろい。それぞれの作品のバーコードと値段はすべて共通かも? いろんなテイストのショートショートがあるので、きっと気に入る物語に出会えると思う。2021/05/01

まさおか つる

22
ない―ほん【ない本】(名詞・造語)/①存在しない本。②投稿された1枚の画像を元に空想を広げ作成された、架空の文庫本のこと。③存在しないため、読みたくても読め「ない本」のこと。④本文が読めるようになった「ない本」も存在し、それが本書である。2021/05/15

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