Hope for tomorrow - 進化するデジタルトランスフォーメーション

著者名：松井昌代

プレジデント社（書籍）（2021/03発売）

• ISBN：9784833451758

内容説明

【内容紹介】
正確な情報がしかるべき判断の礎。
未来を創る責任ある人々へ

前著『Beyond 2025』の上梓から1年。
本書は、SAPジャパンにおいて業界や業務にスペシャリティーを持つメンバー16名と、SAPジャパンパートナー企業5社からの5名が執筆に参加。
海外企業の先進的な取り組みに加えて、日本企業5社の経営課題への取り組みの、合計34のコンテンツで構成している。

章立ては、前著『Beyond 2025』と同様。そうすることで、お読みいただく方々に、この1年の、世界のデジタルトランスフォーメーションの進化を感じていただくことを意識した。本書の展開は、次のようになる。

1． 地球へのまなざし～エネルギー・環境問題へのテクノロジーを活用した取り組み
2． トップランナーは業界を超えて～業界トップランナーによる、業界を超えてインスピレーションを与える取り組み
3． 「透明性」という企業価値～不確実で変化の多い時代での、企業のレジリエンスを高めるための取り組み
4． 進化としてのビジネスモデル創造～従来型ビジネスの成果を踏まえ、未来を見据えた結果としての、デジタルテクノロジーを活用したビジネスモデルの創出
5． 人が人らしくあるために～テクノロジーが人の仕事を奪うのではなく、人が人らしく働き、生きるための取り組み

これら34の取り組みは、業界、企業や団体の別、規模、その組織の歴史の長さを問わない。共通点は、未来を見据えた取り組みであること。
それぞれの取り組みは、読者の意識改革と発想の展開に役立つはずである。

また、前著同様、その取り組みの紹介動画があるものは、QRコードによって読者のスマホで動画サイトにアクセスしご覧いただくことができる。本作では全部で18本の動画のQRコードを載せている。
【著者紹介】
[監修]松井 昌代
SAPジャパン インダストリー・バリュー・エンジニア
[執筆]（掲載順）
松井昌代、土屋貴広、古澤昌宏、竹川直樹、東 良太、柳浦健一郎、田積まどか、前園曙宏、久松正和、桃木継之助、佐藤 俊、今野愛美、山崎秀一、太田 智、福岡浩二、海野晋也、明石宗一郎、佐宗 龍、横山浩実、古濱淑子、石山恵里子

目次

【目次抜粋】
序章／改めて2025年を考察する
第1章／地球へのまなざし
第2章／トップランナーは業界を超えて
第3章「／透明性」という企業価値
第4章／進化としてのビジネスモデル創造
第5章／人が人らしくあるために

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Go Extreme]

改めて2025年を考察する　地球へのまなざし：サステナビリティ経営の実践　安全な飲料水供給　気候変動への対策　マージンの最大化　環境改善　強みを生かしたエコシステム トップランナーは業界を超えて：企業買収とデジタル変革　コネクテッド時代　人海戦術との決別　ＩｏＴ・予知保全　大自然での働き方改革　　透明性という企業価値：顧客利便性　ＥＳＧ　データ・ドリブン経営高度化　人間らしく働ける　高品質サービス　進化としてのビジネスモデル創造：組織・業務・ＩＴシステム　顧客ニーズ・ファースト　人が人らしくあるために

2021/04/12

[roukyu2taku]

3 SAPが絡んだ企業の実例がひたすら挙げられている本 面白さには欠けたが一つ一つの事例はリアル 当社が出ていたね

2022/03/13

[Mugi_Negi]

会社で読み合わせをするとか、上司がオススメのプロジェクトを紹介するのに丁度よいかもしれない。 平社員が一人で読むにはキツい。

2021/11/05

[オツベル]

本書の事例を通して感じたことは、IT活用にあたっての本稼働開始までのスピード感がPJ成功に密につながっているということ。PJを短期間でカットオーバーできるということは、それだけの強い成功への意思があり、ありたい姿を明確に描けているという何よりの証拠だろう。また、随所に記載もあったが、これからの時代はESGに代表される「非財務」情報が、企業活動を評価する上でより重要な役割を担うようになるのであろう。併せて、「目に見えない価値」をより正確かつ定量的な形で顕在化する方法も重要になってくる。

2021/06/23