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内容説明
「器が大きい人」というと、どんな人をイメージするだろうか。著者は「自分に何の利益がなくとも、他人のために行動できる人」だという。私欲を封印し、他人のために何かを成すのは、そう簡単ではない。器を大きくしようと無理をすると、かえって器は小さくなってしまう。ならば、どうすればいいのか? 「自分にしかできないことを、やる」「何が起きても〈それがベスト〉と考える」「ときに積極的に諦める」等々、本当の意味で器を大きくするための心のありようや生き方について詳述。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
109
丹羽さんの「人間の本質」に続く人生論だと思います。一部既刊の本とかぶるところはありますが、わかりやすくどう生きていくべきかを説いてくれています。「Do Your Best」という言葉をいわれていますが私も20代のころからその言葉でやってきたつもりです。とくに参考となったのは3章の「老年を生きる」という箇所の「終活はする必要がない」という言葉はまさにその通りだと感じました。2021/05/08
佐治駿河
45
丹羽さんの書籍はやる気を与えてくれます。ただし丹羽さんの本は1冊目を読むと非常にためになると感じ、2冊目を読むと結構似ている内容が多いなと思う。そして3冊目では同様内容をブラッシュアップしたり、表現法用を変えたり、見える角度を変えて書かれているなと気づきます。それでも、どの本を読んでも「前向きに頑張ろう」と思わせてくれるので私にとってはいい刺激であり、エナジードリンクのような存在です。自分も丹羽さんのように高齢になっても精力的に活動したいものですね。2024/12/24
布遊
36
*常にベストを尽くして、その結果は引き受ける。結果がよくなくても、それは自分の実力と潔く引き受ける。*職人でもスポーツ選手でも、その技に習熟している人ほど、身体の動きがしなやかで美しい。それは無駄な力が入っていないから。*自分勝手な思い込みによる期待は、いい結果をもたらさない。相手に期待する前に「自分はやれるだけのことはやったか?」と振り返り、まずは自分が努力する。何かを期待したのであれば、自分に期待する。良い本だった。2024/12/09
ココロ
32
★★★ 「人はどこまでいっても、『わかる』部分が増えていくだけです。それが成長ということです。」という言葉が一番印象に残った。 自分のレベルがどのあたりにいるのか正確に把握しよう。そして目標は低く設定しよう。2021/05/15
ココロココ
26
フォロワーさんのおすすめで購入。非常に読みやすかった。なかなか自分事として考えられらなかったけれど、自分の残された時間を考えると、そうも言っていられない。若い時に読んだ本を今読むと感じ方が違うというのはあるけれど、やはりそうなのだと感じた。良い意味でも悪い意味でも。2021/06/21