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内容説明
自然界の真理の発見を目的とする基礎科学は、応用科学と比べて「役に立たない研究」と言われる。しかし歴史上、人類に大きな恩恵をもたらした発見の多くが、一見すると役に立たない研究から生まれている。そしてそのような真に価値ある研究の原動力となるのが、自分が面白いと思うことを真剣に考え抜く「探究心」だ――世界で活躍する物理学者が、少年時代の本との出会いから武者修行の日々、若手研究者の育成にも尽力する現在までの半生を振り返る。これから学問を志す人、生涯学び続けたいすべての人に贈る一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まこみや
42
私の処理能力が個人の所有するPCだとすると、大栗先生のそれは「富岳」並みのスパコンなのだろう。そうでも考えないと、氏の専門の業績は勿論のこと、専門外の多彩で膨大な知識欲も、研究機関の運営や組織化への情熱にしても、並みの人間の処理能力を遥かに超えていることは理解できない。どれ一つをとっても余人に真似できるものではないけれど、その勉強法や解説書、あるいは研究態度や時間の配分など、参考にしたいことが多々あった。特に教育と研究への氏の提言は重い。ところで、「大五郎カット」はいかなる理論に基いているのでしょうか。2022/10/23
たま
23
『アルツハイマー征服』で創薬研究の困難に強い印象を受け、この本を読んでみた。理論物理学の研究者として挫折や失敗が語られるものと思い込んでいたが、短期間に次々と最先端の研究成果を上げ(第一、第二部)、しかもアメリカでも日本でも研究所の所長など管理運営面で手腕を発揮(第三部)。最終章は人文系の教養(西欧における学問の歴史)に基づきつつ基礎研究の重要性を説く。「より深く、より正しく物事を理解しようとすることが、意識の本来の機能」でより深い幸せにつながると言う直球の人間観が好ましい。読みやすいが手抜きのない良書。2021/06/27
to boy
21
量子物理学者小栗さんの半生を語った名著。小学生の頃の思い出から現在までの来し方を語りながら基礎研究の大切さ、大学の運営、研究者としての心構え、紙の本の大切さ、英語力や考えの発信力の大切さなどなど自身の経験をもとにわかりやすく書かれています。科学者をキツネ型とハリネズミ型に分類したり代数型と幾何型に分けたりしてなるほどなぁって感心した。期待以上の内容でワクワクしながら読めました。それにしても科学の最先端を行く著者のような人はあちこちから声がかかって引く手あまたなんだなって驚きました。2022/05/23
香菜子(かなこ・Kanako)
18
探究する精神 職業としての基礎科学。大栗 博司先生の著書。研究者に必要なことは探求心。探求心がないと研究者になれない。探求心がないと研究者として成功できない。探求心がないと研究者に不向き。探求する精神と研究者は切っても切れない関係。探求心があっても研究者になれるとは限らないけれど研究者になるためには探求心が必要不可欠。現役研究者や研究者を目指すすべての人にとってきっと役に立つ良書。研究者にならなくても探究する精神はきっと大切なもの。2023/12/28
チャー
18
物理学者の著者が自身の辿った研究の経緯を綴った本。職業として物理学の研究を選択された著者の考え方や視点は勉強になる。常に先端研究に身を置きより新しく高度な環境に臆することなく次々と突き進む著者のスタイルは、探求と挑戦の実践として凄さを感じた。その時点では有効性はわからない基礎化学ではあるが、現在の技術や大きな発見の基礎となっているのは紛れもなく基礎科学の研究の積み重ねの結果である。数々のノーベル賞受賞者にも触れており、より先端の環境を求めて海外へ活路を見出す研究者の実態についてもうかがい知ることができた。2021/11/03
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