発達障害のある子どもと周囲との関係性を支援する ―コミュニケーション支援のための6つのポイントと5つのフォーカス

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発達障害のある子どもと周囲との関係性を支援する ―コミュニケーション支援のための6つのポイントと5つのフォーカス

  • ISBN:9784805881712

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内容説明

発達障害のある子どもと周囲の人との間にあるコミュニケーションのズレや障壁を解消するため、取り巻く環境をアセスメントする視点と具体的支援法を学ぶ。児童福祉、心理、作業療法、言語聴覚療法、特別支援教育等に携わる様々な職種の視点を知り、多職種連携の実践力を養う。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さおり

42
ずいぶんうだうだ言った割に、読み始めたらとてもおもしろい本でした。はじめの方に「コミュニケーション支援のポイント」が6つ挙げられてて、そのあとの事例の記述の中にも随所にそのポイントが登場するのだけど、これがとてもわかりやすかった。普段、説明してもなかなか理解してもらえないことが実にうまく整理されて書かれていたので、これを参考に相手に届く説明の仕方について再考したい。応用行動分析の章も良かった。私の療育場面にも応用行動分析家が同席してスーパーバイズしてくれると良いんだけど、叶わないので自分でがんばります。2020/08/15

読書熊

3
ケーススタディ豊富で、子育てに即活かせる2024/06/25

Bevel

3
①「わからないから知りたい」からスタートする。②「不適応行動」は本人からしたら「適応行動」。③誰かに原因を求めても解決しない(=コミュニケーションのズレに原因がある)④キラキラポイントに目を向ける。⑤コミュニケーションを取りたくなる環境をつくる(=キラキラポイントに絡めてコミュニケーションを考える)。⑥チームで支援する(=共通言語を作るなど)。こういう原則を立てて子供との関係性支援を記述するのは、わかりやすくてよいし、この本ができるまでの多くの準備を想像させる。別分野の支援にも参考になるように思う。2021/12/15

まっちー

2
支援のポイント①〜⑥があることで、事例と重要ポイントを、脳内ですぐに結び付けられた。特に④キラキラポイントと、⑤コミュニケーションとりたくなる環境をつくるの2つは、自分だったらどうする?に置き換えながら読んだ。9章だけ、登場人物にキャラクター性があり、読み初めは違和感があったけど、振り返るとこの章が1番エピソードに入り込んで読めた。自分は職域や制度・関係機関の知識が乏しい為「あれ、この人はどういう人だっけ?」となりやすいが、そこをキャラクター性があるキャッチーな感じが補ってくれたのだと思う。2020/08/18

saiikitogohu

1
「障害のある子どもの保護者は何かを「選択」しなければならない機会がとても多いです。「子どもさんに障害があります」とお医者さんに言われてから、療育機関を選んだり、教育の場を選んだり、治療が必要な場合は治療方法を選んだり、成人してからは施設やグループホームを選択することもあるでしょう。情報があふれ、専門家が足りない中、子どものこれからの人生に影響するこれら一つ一つを「選択」していくことに、言葉にはできない葛藤があることを私は学んできました。…障害を社会モデルで捉えるように、親のさまざまな思いや行動もまた、」続2020/10/24

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