講談社文庫<br> 加賀百万石

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講談社文庫
加賀百万石

  • 著者名:津本陽【著】
  • 価格 ¥806(本体¥733)
  • 特価 ¥402(本体¥366)
  • 講談社(2021/04発売)
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  • ISBN:9784062646611

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内容説明

加賀前田家三代の絢爛たる世を描く長編力作――宿敵・徳川家康の暗殺を断念して逝った、戦国バサラ大名・前田利家。あとを継いだ利長・利光らは、家康の嗣子・秀忠の助言で命を救われたものの、利家の正室・芳春院を人質として召し出されることになった。豊臣秀吉の盟友として大藩を誇った前田家が、徳川家との確執をへて、加賀の地に栄耀栄華を誇るまでを描く、長編力作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はちこう

6
津本陽の歴史小説は軍記物から引用の候文が多くて読みづらい。だが淡々とした文章は余計な脚色がなくリアルさを感じさせる。本作は「前田利家」全三巻の続編。関ケ原前、利長と利政は対立していたのではなく、どちらかが生き残って前田家を存続させる策だったという見立ては興味深い。また、利長が利光を養子に迎え家督を譲るのは、利長に男子がなかったこともあるが、秀忠とお江の娘が利光に輿入れしたことも要因なのだろう。お家の存続と安泰のため徳川に忠誠を誓い、前田家が加賀百万石を築いていく物語。2022/06/04

さきん

2
前田氏120万石の体制確立を描く。学問もなかなか発展したが、幕末の存在感はいまいち。でも戦国武士の成功物語そのままである。利家とまつという大河ドラマで前田家が知った。2015/07/10

クジラ

2
久々に津本陽を読んだ気がするが、歯ごたえがあってちょっとびっくり。最近仕事が忙しく、へとへとの頭には入ってこない部分もあり、読み飛ばしてしまった。なぜ、前田家だけ百万石を保てたのだろうか。それだけの国力がありながら幕末の存在感のなさは、藩の成り立ちと関係しているのだろうか。そんなことをぼんやりと考えた。2011/10/20

ふっちゃん、男性60歳代(乱読書歴50年)→70歳になった。

1
この作者の歴史物の描き方が自分には上手く把握出来ない。ある時代背景を尊重しつつ、そこに潜む事柄を挿入しながら、自分の考えを展開していく事とおもっている。しかるに津本陽さんの内容は書簡とか、表に出ている御達し物がおおく、下手をすると内容の1/3にも及ぶのではないかと思える。確かにそう云う物は調べるのにも大変な労力がいるとおもうし、時代の底辺を支えるものとは思うがあまりにもその事が多いと、作者が何を訴えたいのかわからなくなる。そう云う意味では自分とは肌が会わないと思った。【3.7】2023/08/25

みやすこ

0
難しいなあ 予備知識ないと2017/12/26

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