講談社文庫 下北の殺人者

著者名：中町信【著】

講談社（2021/04発売）

• ISBN：9784061855816

内容説明

真犯人は誰？　大逆転劇の本格推理。社内旅行で起きた奇怪殺人の恐怖。互いに犯人を探るうち驚倒の真相が浮上。旅情豊かなトラベルミステリー長編――犯人が自殺したのち、驚天の物語がはじまる……。社内旅行の下北半島をめぐるツアーで、殺人事件が起きた。一行を次々襲う殺人の恐怖。原因は、少し前に発生した同僚女性への殺人か？　犯人は自分の夫か？　事件の発端は半月前の宝くじだった。彼女は宝くじのグループ買いで当てた３０００万円を管理していたのだ。互いに犯人を探るうち、容疑者が浮かぶが、その人物には堅固なアリバイ。さらに別人による罠も匂う！　次々と容疑者が代わり、最後に驚愕の逆転劇を秘めた意外な結末の、本格ミステリ－力作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[コマンドー者]

観光ツアーで連続殺人が発生しているのに平然とそのままツアーが続行するという中町氏の王道パターンの作品。今回は宝くじの賞金がキーとなるが、容疑者が少ないのに最後まで真犯人が分からないという中町氏らしい凝ったプロットがいつもながら堪能できる。

2024/03/09

[kanamori]

☆☆

2011/01/17

[schizophonic]

お得意のパターン。構成の巧さが十分発揮されてますな。

2012/03/13

[アルゴン]

★★　　　　作風を知らずに読んでしまったので、真相を知った時にはぽかーんとしてしまいました。それにしても悲惨な事件だなあ。もっとも本格推理ってたいがいこんなもんですが。

2013/05/29

[サカナヘン]

【★★★☆☆】

2009/10/20