人生を走る:ウルトラトレイル女王の哲学

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紙書籍版価格 ¥2,200
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人生を走る:ウルトラトレイル女王の哲学

  • ISBN:9784794224958

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内容説明

過酷な競技の果てに見つけた、走ることの意味。
長距離走競技の中でも特に過酷とされる「ウルトラトレイル・デュ・モンブラン(UTMB)」。
この精神も肉体も極限に追い込まれる競技で、前人未到の5回の優勝を果たしたリジ―・ホーカー氏。
本書は、彼女が挑んだレースの記録と、それを通じて「走ることの意味」を模索するようになる過程が語られます。
圧倒的に美しい山の自然と一体になりながら走ること。
女性ランナーとして名声を得ていく過程。
自分の存在意義を脅かす、大きな故障との戦い。
走ることは、自身と向き合うだけでなく、世界や他の人達とつながる方法でもあることに気がつくまでの、挑戦と思索の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

taku

15
長距離走を旅とする彼女が、人生という旅を走り続けてきた過程と意味の探索。5回優勝のUTMB、私の知らなかった数々のレース、エベレストベースキャンプからカトマンドゥ走など、実績はまさにトレイルクイーン。レベルは違えど、自分の足で活動する喜びを知っているから、共有できる感覚がある。何より実力に羨望する。走り続けることで自分の中に深く潜り、そこから世界への繋がりを掴んでいく。キリアン・ジョルネの自著もそんな感じがあった。レースでも人生でも、次の一歩を進められるかは自分次第。2022/12/08

スコットレック

4
過酷なレースを何度も経験してきたと思うのだが、文章が淡々としているので イマイチ緊迫感が伝わってこないというか・・。著者の女性、何度も怪我をしているのだが、文章からはどうしても もどかしさとか葛藤といったものが伝わってこない。過酷なレースを幾度も走破してきたはずですが、結局は精神論で、技術的な事には全くといっていいほど触れていないのも気になった。 この本を手に取ったのは表紙に惹かれたから。カッコいいです。2021/10/13

よこまつ

2
ウルトラトレイルランナーの自著。前半はランナーになるまでの経緯と主要レースの戦歴。展開にスピード感があり躍動感がある。後半から一転。著者の度重なる怪我と走れない日々が綴られる。終盤にかけては加速度的に内省的な文章になる。前後半の違いに別の本になったのかと思ってしまうような展開。しかし、冒頭でも述べている通り、著者の自己内省を読むことで、読者は内省することを促される。ランニングを通じて内省的になること、人生を考えること。それこそがランニングの重要な価値なのだと気付かせてくれる。 2021/08/25

ぴよちゃん

1
⭐️⭐️ 図書館本📕 また借りてしまったらしい2023/07/08

ただの人間

1
【速読】走っている時に頭の中で考えていることをひたすら言語化したような一冊 一見単調な中に様々な心の動きが見られて興味深い2021/11/14

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