内容説明
全世界の保守主義者よ、団結せよ!
コロナ禍に乗じて台頭する権威主義国家、節度なき個人主義、人権の名の下に封殺される言論……。
私たちはどこへ向かおうとしているのか?
日本と世界を守る「思想の力」を問い直す!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
乱読家 護る会支持!
3
マルクスとエンゲルスの「共産党宣言」を意識して書かれた本書。 中身は難しい本で、とてもパラパラ読みで内容把握は無理と判断しました。 僕は愛国者のつもりですか、「保守」よりは「リベラル」だと思っていて(日本の民主党系のように反日ではありません)、古い価値観より、新しい価値観でいいんじゃね?と考えています。 僕自身は、「保守」と自称されている方とも、「リベラル」と自称されている方ともも考え方・価値観が違うなあと思うことが多いです。 我こそは「保守本流」と思われている方は、ぜひお読みください😅 2022/06/07
yoshi
2
知的興奮を覚える素晴らしい著作。ただただ感銘を受けました。2021/05/01
そうげん(sougen)
1
2002年に刊行された第五次小林秀雄全集を揃え、なんて難解なんだろうと思いながら、それでも何度も繰り返し読んできました。第三部に著者のこのような言葉があります。《小林秀雄といふ人は文藝批評を確立したと言はれるけれど、実は彼のしたことを端的に言へば、思想を縦横無尽に語れる近代日本語を創造した事そのものなんだよ。》《思想的な苦闘をしてゐると、いつの間にか日本語ぢやなくなつちまふ悲劇をどうするかといふのが、小林さんの若い時からのテーマだった。》これらの言葉は得心がいくものでした。2022/06/18