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内容説明
一人暮しを満喫していたバツイチ、42歳の灰田俊夫は、母の他界を機に東京都下に住む父と同居することに。久しぶりに帰った実家で、母の遺した500万円を見付け、何に使うか頭を悩ませるが……。
2度目の東京オリンピックにコロナ禍……揺れる世界で、父(72歳)と子(42歳)の二人暮らしはつづいていく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
13
◎ 病気で母を亡くしたバツイチアラフォーの会社員、灰田俊夫。1人暮らしになってしまった72歳の父が心配で同居する事を決意したものの、長い間離れて暮らしていた父と子の間には大きな溝があった。生活のリズムや好きな食べ物、趣味など、お互いに何も知らない事ばかり。コロナ禍の2020年前後を舞台に他人の様な父子の共同生活が淡々と描かれます。父が年老いて身体の自由が利かなくなったら、自分は父の介護が出来るだろうか、という重いテーマも描かれていて考えさせられます。2021/05/28
イカカイガカ
1
母が亡くなり、72歳の父が住む実家に42歳バツイチの息子が帰る。おじいさんとおじさんの男二人暮らし。そんな暮らしを中心に、大きな出来事もない日常が描かれる。でも会社での出来事なんかもあり、気づけば年月は過ぎていく。こんなリアルもある。こんな感じをリアルと感じるか、退屈で面白みがないと感じるか、人それぞれの価値観で違ってくるのかもしれない。個人的には、オカヤイヅミさんの作品はやはり好きだなと思った。2022/06/27
とせ
0
白木蓮は〜と同じく、やっぱり不思議な話。劇的な展開があるわけでなく、日々を生きる男性とその父親の話。父親が、図書館で毎日見る常連さんがいるか確認するシーンは、そういうことあるなって感じ。別に知り合いではないけど、勝手に知り合い認定している赤の他人。人生の余白にいる人がいるかどうか確認してしまうよね。2024/02/09
漫画専用アカ
0
オカヤさん絶好調だな~。そろそろ大ブレイクするだろう。2022/11/15
のりのりの離島
0
ちょうど東京オリンピックのこの時期に出会えてよかった。2021/07/22