内容説明
中国歴史小説の大家はいかにして古代中国史と出会い、それを舞台した小説を書くに至ったのか。生い立ちから若き日の文学修業、そしてデビューまでの長い道のりを描く『読売新聞』連載「時代の証言者」に、自身が補遺した「おまけの記」、書き下ろし特別エッセイ「私見 孔子と『論語』」を収録する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
87
宮城谷さんのご自分の生涯などを中心とした随筆です。高名になるまではかなり苦労したようで奥様の助力が大きな助けとなったようです。また最初の著作を司馬遼太郎さんに認めっれたこと、白川静先生の著作に影響されて孔子の生涯をつづった作品についての小論など楽しく読ませていただきました。2022/01/26
おもろい於間抜
8
読んでいて涙を禁じえない自分がいました。作家ご自身のご苦労はもとよりパートナーの方の心労もさらに深いものがあるのだなあと知れて、一家を成された宮城谷昌光さんはまだしも、世に人知れず棲む作家の方々がたくさんおられるのだろうなあと想像をめぐらし、才無き自分は良かったなどと安堵したりしました。2023/06/17
BIN
6
宮城谷さんの半生+「孔丘」刊行後の孔子と論語に関するエッセイ。単行本の方は読んでませんが、学生の頃の未発表作品は本作にはありません。競馬を研究し、一時はそれで生活しようとしていたことは驚きでした。奥様に支えられたこと、感謝の念がよく伝わってきました。生々しく一億円などと金額が出てたりといろいろ興味深く読めた自叙伝でした。白川先生の著作がなければ宮城谷古代中国小説が誕生しなかっただろうということがよくわかりました、白川先生にもほんとに感謝。2021/03/26
モビエイト
4
宮城谷さんの中国歴史小説家になる過程が予想外でした。いつも主人公が心躍る活躍をしていて宮城谷さんのおかげで中国の歴史に興味を持てました。2021/05/04
mikio
3
我、みずからこれを楽しみ、疲れと為さざるなり。2021/04/17
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