復活! 日英同盟 インド太平洋時代の幕開け

個数:1
紙書籍版価格
¥1,760
  • 電子書籍
  • Reader

復活! 日英同盟 インド太平洋時代の幕開け

  • ISBN:9784484212074

ファイル: /

内容説明

・英国国家安全保障戦略が示した「日本は戦略的なパートナー」
・新型空母「クイーン・エリザベス」「プリンス・オブ・ウェールズ」のアジア展開
・活発になってきた自衛隊と英国軍の共同軍事演習
・英国王立防衛安全保障研究所が重視した日本の存在

日英同盟構築への準備は、すでに始まっている。
ようやく日本は、戦後長期間にわたり続いてきた米国のくびきから解放され、戦略的自立へと進むことになる。
歴史的な同盟復活への動きと今後の課題、展望について、安全保障の専門家がわかりやすく解説した1冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

RST

2
世界の覇権の過渡期にある。英国はEU離脱を経てスエズ以東でのプレゼンス獲得に注力しグローバル・ブリテンを目指す。英国にとってはEU加盟が異例であって、伝統的には孤立主義の国なんだと思い出す。米国はトルーマンドクトリンの介入主義とモンロードクトリンの孤立主義という二つの外交戦略の間で振り子のように揺れている。ロシアのような広大な面積を擁するランドパワーでは国境付近での紛争が絶えないため一国をまとめ上げるにカリスマ性のある独裁主義的な指導者が生まれやすい。2022/03/05

市川翔太

1
イギリスのEU離脱と東南アジアの経済発展に日本として出来るのは日英同盟を結ぶことである。長らく日米同盟だけで国を守ろうとしてきたが、アメリカも自国の事で精一杯になりつつある今こそ日本はイギリスと同盟を結ぶべきと主張した本。 国を守るための同盟や情報収集の大切さ、オバマ大統領から続いたアメリカの求心力低下などニュースが少し今までより分かるように感じさせる本書をとても面白く読ませて頂いた。2021/09/02

ゆるひと

1
日英同盟復活には私も期待してはいるのだが、イギリスが今のインド洋太平洋に進出して中国と対峙までしようとする理由、国益が分からない。日本にとってアメリカの劣化を埋める都合の良い助っ人に見えてしまうが、イギリスがそんな都合の良い国であるはずがない。そんな疑問に、本書がじゅうぶん答えたとは思えません。2021/08/20

speedbird27

0
ロシアによるウクライナ侵略を報道する番組で秋元さんの視点や情報に感銘をうけ読んでみました。 一般には意識されていませんが、日本と英国は事実上、すでに同盟関係と言えるほどの関係性があるようです。 日本としても安全保障をアメリカに頼るだけではなく、イギリスやNATO加盟国、オーストラリアなどと共同することはとても大切です。 また地政学的にユーラシア大陸から少し離れたイギリスとは共通点が多くさらなる連携に期待します。 また安倍元首相のインド太平洋戦略の先見性、卓越性を改めて感じることができました。2023/05/24

朝ですよね

0
中国の台頭と米国の介入主義緩和影響もあり、インド太平洋における発展と自由が世界的な関心事になっている。英国はEU離脱したがグローバルな協調主義であることは変わりがない。同じ海洋国家でありユーラシアを抑え込む地理的役割を持つ、日本と英国の協調は重要である。英国の新空母が2021年よりインド太平洋地域に展開される。日本はこれを支援すると共に、脆弱なヒューミント分野の改革などインテリジェンスを強化し、単なる軍事同盟ではない包括的な安全保障に関わる日英同盟を結ぶことが期待されている。2021/08/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17486692
  • ご注意事項