新潮文庫<br> からくり写楽―蔦屋重三郎、最後の賭け―(新潮文庫)

個数:1
紙書籍版価格
¥880
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

新潮文庫
からくり写楽―蔦屋重三郎、最後の賭け―(新潮文庫)

  • 著者名:野口卓【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 新潮社(2021/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101256634

ファイル: /

内容説明

謎の絵師を、さらなる謎で包んでしまえ――。前代未聞の密談から、「写楽」売出しの大仕掛けは始まった……。一ツ、正体は決して知られてはならない。二ツ、噂を流し影武者を作れ。三ツ、御公儀に一泡吹かせるべし。江戸っ子の意地を賭け、蔦屋重三郎が動く。かくして「写楽」はデビューした。だが感づいた者がいた。危機一髪の尾行、想定外の事態、「写楽」はどうなる……。痛快時代小説。(解説・細谷正充)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たま

52
新聞で紹介の蔦重本。初読み作家さんで期待せず(失礼!)読み始めたが面白かった。写楽は身分の高い武士との設定で、身分を明かせない事情がある。蔦重は町奉行所同心の目をくぐり、誰が写楽か判らぬよう手立てを講じて謎の絵師東洲斎写楽をプロデュースする。500頁近い長編でくどく感じるところもあるが、蔦重はじめ武士、同心、歌舞伎興行の座元ら個性が分かりやすく、後味も良かった。たくさんの絵師、戯作者、歌舞伎の演題が登場し、寛政の文化事情はなかなか複雑で手強そうだ。2023/06/23

真理そら

33
『大名絵師写楽』の文庫化。2021/03/28

陽ちゃん

4
大名の前藩主を謎の絵師写楽として売り出すとは、蔦重さん突拍子もないことを考えたなーと思ったのですが、当時は武家が絵師や戯作者として活躍することもあったみたいなので、違和感はなかったのかも。一方で写楽の正体を探る角倉同心と蔦重の攻防にハラハラさせられました。2021/06/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17676764
  • ご注意事項