内容説明
「怖い絵」シリーズで大人気の著者がクラシック・オペラをオールカラーで解説。
「椿姫」はマネの描いた「ナナ」を彷彿とさせる。「蝶々夫人」にドラクロワの「怒れるメディア」をイメージするのはなぜか? 他にも「ファウスト」に「空飛ぶメフィストフェレス」などオペラと名画をコラボさせて解説。オールカラーになって読みやすく美しい初心者向けクラシック・オペラの解説書。「怖い絵」の著者だから読める音楽と名画のコラボに酔いしれよう! オペラがぐっと身近になる究極の1冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
113
講談社「おとなのためのオペラ入門」に加筆したもので、怖いクラシックとは、加筆した部分だけでした。日本でオペラは馴染みがない。明日オペラを観に行く人のためのQ&Aで、オペラの誕生は1600年前後、18世紀半ばまでに現在の形が完成したと知る。代表的なオペラとして、チェネレントラ(シンデレラ)・椿姫・ホフマン物語・ファウスト・カルメンを取り上げて、オペラに詳しい先輩が後輩に教える対話形式で読みやすい。関連する絵画は少なめ。表紙の絵はドラクロワ「怒れるメディア」1838。捨てられた王女とその母に殺される子供たち。2022/10/18
keroppi
87
「怖いクラシック」というタイトルに惹かれて読んだが、この本「おとなのためのオペラ入門」という本を改題したものだった。だから「怖い」ことはなく、オペラに親しむためのもの。私は一回だけオペラを観たことはあるが、この本を先に読んでいれば、もっと楽しめたかもしれない。また「オペラ」を観たくなってくる。でも、いくら「怖い絵」がヒットしたからといって何でも「怖い」とつけてしまうのはいかがなものかと思ってしまう。2021/05/01
あっか
82
面白かった!オペラって観たことがない、何が魅力なの?どれを観れば間違いないの?という初心者さんにぴったり。中野節(笑)を織り込んだ美月先輩と、オペラさっぱりな後輩・蓮との軽快なやり取り形式で、オペラの魅力にいつの間にかズズズッと惹きつけられていきます。怖い、とありますが、タイアップ企画での命名のため全く怖いオペラ・クラシックではございません。笑 即プレイリストを作成し、カルメンや椿姫を聞いております。トゥーランドットの誰も寝てはならぬと、魔笛の夜の女王のアリアは腹にぐわーっと来ますね…歌の力って凄い。2022/02/19
きみたけ
76
著者はドイツ文学者で「怖い絵」でお馴染みの中野京子さん。2009年講談社より刊行された「おとなのためのオペラ入門」を加筆修正した本で、名画を交え独自の視点でクラシック・オペラを紹介し分かりやすく解説した一冊。ちなみに同時期リリースのCD「怖いクラシック」とタイアップのため本のタイトルも合わせてますが、内容は全く怖くないです😅 新婚旅行でウィーンへ行った時に本場のオペラ「トリスタンとイゾルデ」を観に行きましたが、上級者向けの演目とのことで、合唱している身でもかなりハードな内容でした。2022/09/29
チョコ
57
初心者の子に教える形で次々とオペラを紹介するので、入門編のしてピッタリ。今はYouTubeでオペラ曲でもなんでも検索して曲を聴きながら読めるのが本当にすごい!本物観たくなるガイドブックですね!2025/05/04
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