ちくま文庫<br> 歌を探して ――友部正人自選エッセイ集

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ちくま文庫
歌を探して ――友部正人自選エッセイ集

  • 著者名:友部正人【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 筑摩書房(2021/03発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480437068

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内容説明

言葉の感覚の鋭さで1972年のデビュー以来、高く評価されるミュージシャンが自ら編んだエッセイ集。尖った感性の「ちんちくりん」(78年)、毎日が新鮮な「生活が好きになった」(86年)、予期せぬ国に滞在することになる『パリの友だち』(91年)、詩と音楽の日々『ニューヨークの半熟卵』(2003年)、そして未収録作や書き下ろしも。

目次

はじめに
■1970~1980年代
『ちんちくりん』(1978年)より
セントルイス・ブルース
ぼくとボブ・ディラン
『生活が好きになった』(1986年)より
十五年前の仲間たち
十四年前の少年に
お正月
売り切れたチケット
夢の中でディランと丘にのぼった
ハッピー・クリスマス ジョン・レノン&ヨーコ
ゴロワーズブルーの幻想 イブ・シモン
哀しみのダンス レナード・コーエン
シャツは内側から染みる ザ・バンド
武蔵野エレジー 美輪明宏
もてないおとこたちのうた 早川義夫
ネクタイとハイウェイ 井上陽水
■1990年代
『パリの友だち』(1991年)より
バグダッド──かたちのない不安
『The Man In Me──ぼくのなかのディラン』(1992年)より
ライク・ア・ローリング・ストーン
悲しみは果てしなく
見はり塔からずっと
ザ・マン・イン・ミー
天国の扉
『ジュークボックスに住む詩人』(1993年)より
オープニング・ナンバー──景色は歌の友だちだから
『耳をすます旅人』(1999年)より
目をさます旅人
空の旅人
雪国へやって来た、方言編
風紋
樹海の蝶
犬の散歩、猫の散歩
ティー・タイム
西郷山公園
江ノ電が走ってる
神戸、二月
沖縄にしかない話
■2000年代
『ニューヨークの半熟卵』(2003年)より
プリマスミーティングの旅(1995.8)
ニューヨークでレコーディング(1996.3)より
実際日記(1997.7)より
ニューヨークを十分な熱湯に(1997.12)より
ニューヨークで年を取るっていうこと(1998.5)より
七月のニューヨークは旅行者でいっぱいだ(1998.7)
パティ・スミスがニューヨークに帰ってきた(1998.7)より
ライブと映画三昧の日々(1998.11)より
ブルックリンで初めてのライブ(1998.12)
ローン・カウボーイ再現(1999.10)
新春隠し芸大会のノリ(2000.1)
■未収録と書き下ろし
谷川俊太郎「みみをすます」のこと
新聞を買った帰り道
映画館を出たら
木の幹に聴診器をあてる
詩は未来の言葉
ファルマウスへのバス旅行
ショーウィンドウでポーズをとる犬
バレンタインにはタルトを食べよう
リアリティへの亡命──宮沢和史『SAFETY BLANKET 1991-1998』を読んで
旅人同士──坂本龍一について
高階杞一の言葉
マスタードとカーネギーホール──森山直太朗のこと
中原中也の言葉の故郷
「理由」──遠藤ミチロウに捧げる詩
ぼくの近況 爪はこの春を物語る
出典・初出一覧
解説二本 谷川俊太郎
帯文 森山直太朗

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユ-スケ

3
好きな歌手である友部正人さんのエッセイ集 ボブディランやパティスミス、そしてニューヨークの生活(どうも一年のうちの半分くらいはニューヨークで暮らしているよう)のことなど、友部さんの歌の背景となるようなことが書かれており、おもしろい あの日本離れしたメロディや歌詞はひょっとして、そんなニューヨーク生活からもたらされたものなのだろうか 本文中にも”旅”というキーワードが何回か出てくるが、異文化にふれ、刺激を受けることこそ、その醍醐味なのだろう2023/10/29

南チョ

2
友部正人さんのエッセイ。歌の背景となっている経験などが語られていて楽しい。『水門』や『わからない言葉で歌ってください』など。 海外のアーティストの名前はよくわからなかった(笑)2021/12/18

コノヒト

1
比喩で溢れかえっている友部正人の文章だ。彼の歌う歌の中で『お日様がおっことしたものはコールタールの黒』がいちばん好きなのだけれども、あのリズムと間合いと抑揚で、このエッセイの文章も読んでいた。2021/02/24

non

0
 21-74:914.6。P9冒頭(ℓ6に相当)。これまでの抜粋。バグダッドでの危機感。言葉、詩の人。「イラクにはイスラムの文化しかない」オードリー・ヘップバーンに捧げた詩「ソマリア」(パティ・スミス)。ちまちまと。2021/05/06

ぱーぷる・ばんぶー

0
著者が今までに発表してきたものに未発表のものを含めた自選のエッセイ集。2021/02/25

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