「よそもの」が日本を変える

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「よそもの」が日本を変える

  • 著者名:鎌田由美子【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 日経BP(2021/03発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784296109012

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内容説明

「ONLY、OR」から「AND、WITH」の時代へ

コロナ禍で日常生活や働き方が激変し、心のどこかで「これまで通りの生き方で本当にいいのか」と悩んでいる人も多いのではないだろうか。
ニューノーマルは見たことのない世界ではなく、「デジタル化」「多様性」「環境意識」といった後回しにしてきた問題が目の前に突き付けられただけ――。
JR東日本でエキナカや地域活性化を成功させてきた著者が、「『What if?』という自問自答が必要」「仕事と生き方は融合していく」「サステナブルが日常に」など、個人や企業の「これからの生き方」を提示する。

アフターコロナの世界では古くからあるものづくりや文化に恵まれた「地域」に大きな可能性があり、そのカギとなるのが「よそもの」だという。
テレワークの普及や副業解禁で都心のビジネスパーソンが「よそもの」として地域のものづくりやビジネスに参画し、マーケティングやマネジメントの知見を持ち込むことでシン・チホウ(新・地方)が生まれるというのだ。
本書では著者が地域の1次産業の可能性に目覚めたきっかけとなった青森のシードル工房「A-FACTORY」をはじめ、鹿児島の超高級リゾート「天空の森」、「小さくて強い農業」を提唱する茨城の「久松農園」、
英国南西部ウエールズにある古書を観光資源にした町「ヘイ・オン・ワイ」などの事例を紹介している。

目次

【まえがき】 「よそもの」がシン・チホウを生む

【1章】ニューノーマルの世界は10倍速で訪れた近未来の姿にすぎない
 3大要素「デジタル化」「多様性」「環境意識」
 「What if?」という自問自答が必要

【2章】仕事と生き方は融合
 「地域」が都市生活者の働く場に
 ワーケーションに必要なのは「数種類の環境」 ほか

【3章】サステナブルが日常に
 プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)
 廃棄素材×テクノロジー×デザイン=新しい価値 ほか

【4章】消費者の意識が変わった
 女性誌がこぞって「SDGs」「サステナブル」を特集
 「共感消費」が持続可能な世界をつくる鍵になる ほか

【5章】地域のものづくりにチャンスあり
 青森「A‐FACTORY」の立ち上げで学んだこと
 目指したのはロスのない「サステナブルなものづくり」 ほか

【6章】 「よそもの」が観光も変える
 トーマス・クックの破産が象徴する、旅行業界のデジタル化
 「よそもの」が観光地に新たな風を吹き込む ほか

【7章】 「よそもの」を楽しむ
 私自身も、「よそもの」からスタートした
 地元民が消極的だった、越後湯沢駅リニューアル ほか

【あとがき】

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

45
基本的志向は同感できる。ただし、距離感を感じてしまうのも事実。いわゆる成功例のオンパレードが、過ぎているのもあるし、使われている言葉が、その世界の言葉が多すぎて、馴染めない人も少なくないのではと思う。2023/02/15

紫の煙

12
JR東日本でエキナカ事業を手掛けた著者が、自身の経験を元に「よそもの」意識で、ビジネスを創造する提言である。環境意識が高いのは理解できるが、崇高な論理だけで今の日本の現実を変えていけるのか、疑問を感じた。2021/09/01

Hachi_bee

4
NHKのアナザーストーリーズだっただろうか、男女雇用機会均等法の会に取り上げられていた著者( https://www.facebook.com/yumiko.kamada )に興味を持って購入。 自分の職場でも「地域との協働」が取り沙汰されているので、勉強になる部分がないかと軽い気持ちで読み始めたのだけれど、自分自身が地域に溶け込んでいく覚悟を持たされたような気がした。また、ビジネスチャンスはまだまだあるのかな?などと。2021/05/05

Go Extreme

3
ニューノーマルの世界は10倍速で訪れた近未来の姿にすぎない:3大要素=デジタル化・多様性・環境意識 What if?という自問自答 仕事と生き方は融合: ワーケーションに必要なのは数種類の環境 サステナブルが日常に: プラネタリー・バウンダリー 廃棄素材×テクノロジー×デザイン=新しい価値 消費者の意識が変わった: SDGs 共感消費 地域のものづくりにチャンスあり: ロスのないサステナブルなものづくり よそものが観光も変える:旅行業界のデジタル化 よそものを楽しむ2021/07/09

やすかりし

3
巨大インフラの圧倒的な力を背景にした地方との協業には、妬み、やっかみ、女性差別などなど、いろんな地方ならではの障壁があり、それを歯を食いしばってどう乗り越えたか、そして得られた知見は何か、という話を期待していたのですが・・・。政府の推奨フレーズの連呼に、この手の話では必ず出てくる事例集。著者の言う「タンジブル」(手触り感のことだそうです)がまるでない当たり障りのなさ。残念ながら著者も編集者もこの本を「ナラティブなものがたり」に仕上げることには失敗したようです。2021/05/26

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