変革――コロナ禍で加速する学びの潮流〈大前研一通信・特別保存版Part.14〉

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変革――コロナ禍で加速する学びの潮流〈大前研一通信・特別保存版Part.14〉

  • ISBN:9784991147289

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内容説明

今回で第14弾となる会員制月刊情報誌「大前研一通信」特別保存版。この書籍の第1章では、世界的に伝播した新型コロナウイルスは、デジタル化を一層加速させ、日本ではコロナ禍で様々な行政や教育の問題点が露呈する中、その問題点の本質を指摘し、変革すべき姿を論じた記事に、手厚い失業給付から就労促進、労働市場の柔軟化へと、労働政策を大転換したない日本の雇用制度と教育の深刻な問題や、新政権が最優先で取り組むべき課題の一つである社会人の学び直し(リカレント教育)に言及した記事をはじめ、【大前流 教育改革案】として、変革すべき日本の教育に関してのメッセージを紹介し、2章では、世界最大の国際カリキュラム・評価開発機関である、ケンブリッジ大学国際教育機構に関しての解説や、起業に関する有用なメッセージに加え、グローバルコミュニケ―ション力を身に付けるトレーニングに、時事・ビジネス問題について英語で意見を述べる学びの紹介を、3章では、世界各国でそのプログラムが導入され、国内でもその導入を政府が推進する「国際バカロレア(IB)教育」の国内推進体制の整備
事業に関連して行われたシンポジウムや、地域セミナーでの講演録に加え、IB導入体験談も掲載するなど、専門家による記事も含め、コロナ禍で加速する学びの潮流の様々なメッセージをご紹介しています。 Withコロナ・Afterコロナ時代を生き抜くために必要となる学びや、その
考え方に関して、本書を「読んで」、書籍でご紹介しているエアキャンパス(AC)などの関連映像を「見て」頂ければ、よりコロナ禍で加速する学びの潮流を感じとって頂けることでしょう。

目次

はじめに
第1章:変革すべき日本の問題(行政・教育)
[1]コロナ禍で露呈した行政の問題とあるべき姿
◎コロナ禍で露呈した日本行政の問題
◎日本の新型コロナウイルス対策は何が良くなかったのか
1. 全世帯へのマスク配布
2. PCR検査による混乱
3. 現金10万円配布とマイナンバーカード
◎21世紀に乗り遅れた日本の行政のデジタル化の遅れ
◎新型コロナウイルス対策におけるIT活用の遅れ
◎日本のデジタル化の遅れを象徴するハンコ文化
◎日本の行政が抱える問題の本質は、「国民と政府のつながり」と「行政のデジタル化」
1.国民一人一人が政府とつながっていない
2.行政システムのデジタル化の遅れ
◎これからの行政のあるべき姿への提言
提言① 国民全員がIDを持ち、一元的に管理するコモンデータベースの構築
提言② コモンデータベースを委ねる厳正中立な第四権「人権府」の設置
「コモンデータベース法」関連法案
提言③ 国民目線で行政サービスを統合したデジタルガバメントの構築
「電子国家」エストニア共和国のデジタルガバメント
行政ではなく国民にとって便利なシステムを
提言④ 最先端の知識を持つ民間のIT技術者を閣僚に抜擢
提言⑤ 「スーパーシティ構想」の展開
「スーパーシティ構想」の概要
Column◇【行政デジタル化/リカレント教育~大前学長が考える『菅首相が最優先で取り組むべき課題』とは?】
マイナンバーの活用などやめて、ゼロベースで国民データベースを作るべき
菅首相が最優先で取り組むべき課題の1つは、日本の教育・再教育問題
[2]〈変革すべき日本の雇用・教育制度の問題点〉 分かっていても変えられない日本の雇用制度、教育の深刻
[3]〈変革すべき日本の教育〉大前流教育改革案
◎続 大前研一氏に聞く(上)「義務教育と?試はこう変えよ」
義務教育を?校まで延?すべき
理系と?系は分けない
採りたい?材を定義し、?由に決める
BBTの試験はカンニング推奨
◎続 大前研一氏に聞く(中)「エリート教育を嫌うな」
STEAM教育と英語
?本?に?けている危機感
諸外国のエリート教育
ロールモデルを?せる
◎続 大前研一氏に聞く(下)「必要な教員、いらない教員」
教員不?の本当の問題
ティーチャーからの脱却
?えないものを?る?
重要なのは情熱
第2章:変革(コロナ禍で加速する国際教育と学び)
[1]ケンブリッジ国際カリキュラムについて
◎ケンブリッジ国際とは
◎Cambridge Pathway
◎ケンブリッジの学習者像
◎Cambridge Primary(Year 1 - 6)
ケンブリッジカリキュラムの特徴
英語
数学
Year1
Year 3 (日本の小2)
◎ケンブリッジICTスターター
◎ケンブリッジ グローバルパースペクティブズ
◎Cambridge Primary Global Perspectivesでの教育と学習
評価
◎Cambridge Primaryの評価基準
◎Cambridge Lower Secondary(Year 7 - 9)
評価手法
◎Cambridge Upper Secondary(IGCSE / O Level)(Year 10 -11)
ケンブリッジIGCSEとは?
◎Cambridge Advanced(AS & A Level)
世界中でチャンスをつかむ
◎インターナショナルスクールからの大学進学
◎日本の大学への進学
◎海外の大学への入学
イギリス:
アメリカ:
カナダ:
シンガポール:
オーストラリア:
[2]起業家、時を選ばず~「コロナショック」から「コロナチャンス」へ~
1.コロナショック
2.会社紹介
? Aaptiv
? Calm
? Summly
? Blinkist
? スポットセッター(Spotsetter)
[3]これからのグローバルコミュニケーション力アップの鍵――「情報を収集する力」、「まとめる力」、「発信する力」を磨くこと!
◎今日の社会で、情報を得ること・伝えることとは
◎理想のグローバルコミュニケーション力を考える
◎グローバルコミュニケ―ション力を身に付けるトレーニング
○語学力
○情報収集力とインプットする力(相手の言っていること、書かれていることを理解する力)
○アウトプットする力
第3章:変革(国際バカロレア教育の拡大)
[1]国際バカロレア(IB)教育の広がり
◎第4回国際バカロレア推進シンポジウム(2020/10/31)――文部科学省IB教育推進コンソーシアムの活動紹介
◎基調講演「国際バカロレア普及への期待~コロナ禍におけるIB校の取り組みから学べること~」
◎地域セミナー in 滋賀「IBで育つ生徒とは? MYP編(事例共有)」
[2]IB導入体験談:AC:Newsletter[寄稿コラム]
◎探究は自分を知ること
◎IB・MYPへの誤解をとく
【保護者から】
1)授業は英語で行うのですか?
2)IBを学ぶことで大学入試は不利にならないですか?
3)DPと違い資格ではないMYPを学ぶ意味ありますか?
【導入検討中の学校から】
1) IB導入はどれくらい大変ですか?
2)どれくらい費用がかかりますか?
3)IB導入にあたって外部から教員を集めましたか?
◎ディプロマプログラム(DP)と21世紀を生きる力
1. 21世紀のリーダーシップとは
2. DPにおける批判的思考力の育成
3. 現実世界への意識