集英社インターナショナル<br> 炎上案件 明治/大正 ドロドロ文豪史

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集英社インターナショナル
炎上案件 明治/大正 ドロドロ文豪史

  • 著者名:山口謠司【著】
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 集英社(2021/03発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784797673944

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内容説明

名作の陰に炎上あり! 不倫、DV、薬物、同性愛、毒親、なんでもあり、炎上文豪オールスター大集結! 文豪たちは苦しみ、悶え、それらを作品として昇華させた。文豪たちのあの作品はこうして生まれたのだ! ドロドロの中でこそ文学はきらめく。彼らの「炎上キーワード」をひもとき、その言葉を使わざるを得なかった彼らの人生の一時期を紹介。彼らの知られざる一面に触れる時、文学の面白さは格段にアップする。

目次

炎上案件1 太宰治の「憤怒」
炎上案件2 島村抱月と松井須磨子の「逢う」
炎上案件3 国木田独歩の「恋」
炎上案件4 田山花袋と永代美知代の「噂」
炎上案件5 与謝野晶子の「晦渋」
炎上案件6 有島武郎の「希う」
炎上案件7 鈴木三重吉の「腐れ縁」
炎上案件8 紅吉へのらいてうの「赦し」
炎上案件9 漱石の長女と久米正雄の「機」
炎上案件10 北原白秋の「謬る」
炎上案件11 石川啄木の「成心」
炎上案件12 川端康成の「眠り」
炎上案件13 森鴎外の「瑕瑾」
炎上案件14 夏目家の「贅沢」
炎上案件15 三島由紀夫の「誇示」
炎上案件16 伊藤整の「猥褻」
炎上案件17 永井荷風の「累」
炎上案件18 徳冨蘆花の「絶交」
炎上案件19 山田美妙の「窃かに」
炎上案件20 島崎藤村の「別離」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Carlos

44
取り上げられている作家は明治以降の一度は聞くような文豪達だけど、皆私生活はだらしない。2023/06/08

ALATA

32
破天荒。まさに時代の寵児たる明治・大正の文豪の生きざまに驚くばかり。教職につき教え子に手を出す「与謝野鉄幹」、妻子ありながら人妻と不倫に走る「有島武郎」、ドロドロした愛欲の日々を送る「平塚らいてう」。文学史の名を遺すものは本能の赴くまま行動することで名作を書き上げたんですねぇ★3※芥川賞を渇望する太宰治、ノーベル文学賞候補となった三島由紀夫は志半ばで逝去。無念。2022/03/22

べあべあ

6
ナイス、どろどろっぷり。半分くらいは知っているエピソードでしたが、それでも面白く読めました。太宰や三重吉のダメっぷりはそのまま小説になりそう。有島武郎が自死した理由は結局はよくわかりませんが、”残念ながら、秋子は武郎に書く力を与える存在ではなかった”というのは、まったくそう。残念でありますが、だから彼女を選んだんだろうな、とも思います。2022/09/04

ちびたぬき

5
文豪とは決して清らかな生き方はしていない。だからこそ私たちの心を打つ作品を書くことができる。しかし、思った以上にドロドロしてました。鈴木三重吉がショックでしたね。2021/05/12

ゆなし

5
こんな切り口もあるのか〜と思いながら手に取った。思ったよりも考察がしっかりしていて読み応えがありました。DV系はちょっと、本当に昔の男尊女卑の流れなんだろうけど、吐き気がしました。 石川啄木のクズっぷりは、私の嫌いな感じ。。。借金をして贅沢をして、借金は返さず、自分の貧困を他人のせいにする。。。クズ〜〜〜〜〜〜〜!!!だけど、「一握の砂」は天才の著作だと思ってる。2021/04/27

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