光文社新書<br> 20世紀論争史~現代思想の源泉~

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光文社新書
20世紀論争史~現代思想の源泉~

  • 著者名:高橋昌一郎
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 光文社(2021/03発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334045326

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内容説明

20世紀の思想がそれまでに比べて複雑なのは、コンピュータや遺伝子操作などの科学技術が飛躍的に発展した結果、そもそも人間とは何か、知性とは何か、存在とは何か……といった問いが複雑化し、本質的に深まった点にある。もはや「科学を視野に入れない哲学」も「哲学を視野に入れない科学」も成立しない時代を迎えた今、改めて世紀を代表する知の巨人たちが繰り広げた原点の論争を振り返る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

48
Kindle unlimited.雑誌連載を新書にしたものとか。一般向けの軽い読み物。お約束のようにコーヒーのトリビアから入る対話形式で論争を紹介。サルトルカミュ論争もあるが、科学が中心でそういうのがあるのだと知る程度か。ロールズサンデルのリバタリアン論争も。断片的に知っていたものもあったのを確認。2024/02/17

Daisuke Oyamada

35
20世紀論争史について、教授と助手の対話式で説明している本書です。説明は教授、助手は聞き手。「嫌われる勇気」的なやつです。笑 ぶっちゃけ、これくらい内容が濃いなら、対話形式である必要性がよくわかりません。各章の冒頭で必ずコーヒーを飲むシーンがあり、コーヒー豆についてのうんちくが語られていますが、それを入れたかったのかもしれません。コーヒーに興味がある人は、案外楽しめることでしょう・・・ https://190dai.com/2024/01/26/20世紀論争史-現代思想の源泉-高橋昌一郎/2024/01/25

Sam

22
著者らしく分かり易い説明や飽きさせない工夫がなされており取り上げられてるテーマの割にはストレスなくすらすら読める。でも逆にいえば「論争」には当たらないようなものも含めて相当広い範囲のテーマがあまり深くは掘り下げないレベルで論じられていて、まあこれは雑誌連載のせいもあると思うが、あくまで様々な思想や論争の紹介、ブックガイドのつもりで読んだらいいんだろうと思う。著者の「限界三部作」(勝手に命名)に比べるとあまりインパクトはなかった。2021/03/31

venturingbeyond

19
元々『小説宝石』に連載されていた小篇をまとめた一冊。副題に「現代思想の源泉」とあるが、扱われているテーマは、著者の専攻である科学哲学・科学史上の論争が中心。批判的合理主義には土地勘があるので、ポパーやファイヤーアーベントを扱っている章は、さらりと読めました。ないものねだりながら、個人的には、この分野なら実証主義論争なども扱ってもらいたかった…。まあ、分野の導入の一冊というところでしょうから、巻末の参考文献リストに進めということなのでしょう。 2021/06/22

シタン

12
これも登録してなかった。コーヒーのくだりがくどいが、連載のまとめなので仕方ない。半分くらい紅茶に変えればよかったのに。きっと紅茶の方が優雅になったよ。ミルクは先に入れる派? 限界シリーズファンなので期待して読んだが面白さでは劣る(個人の感想)。デフォルメされたいろんなキャラが登場するあの面白さはやはり唯一無二か。 カール・セーガンの登場で全米が沸いた。しかし意外にも著者がセーガンに対して結構手厳しくて面白い。カーツワイル vs. ピンカーとかも初めてかな。ピンカーのAIに対する考え方は意外だった。2021/07/15

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