戦略を、実行できる組織、できない組織。

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戦略を、実行できる組織、できない組織。

  • ISBN:9784863940239

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内容説明

戦略の「策定」と「実行」。この2つのうち、リーダーが苦労するのはどちらだろうか?

 この質問を世界各地のリーダーに出すたび、同じ答えが返ってくる。「実行!」。

 実行することが難しいのはなぜだろう?

 数百の企業と政府機関を調べたところ、実行を邪魔する要因がいくつか見つかった。

 まず、目標の曖昧さ。実行すべき目標をわかっていない人が多い。調査では、従業員の7人に1人が組織の最重要目標を1つも挙げられなかった。

 また、目標に対するコミットメントの欠如も問題で、目標を達成しようという意欲が乏しかった。チームの目標に一生懸命取り組んでいると答えたのは51%、残る半数はやっているふりだけだ。

 だが、実行を邪魔する本当の敵は、日常業務だ。これを「竜巻」と名づける。竜巻が吹くから、チームを前進させるための目標から目が離れるのだ。

 竜巻は急を要する仕事である。あなたにも、あなたのチームのメンバーにも四六時中のしかかっている。前進するために設定した目標は重要だが、「緊急の仕事」と「重要な仕事」が衝突すれば、必ず緊急の方に軍配が上がる。

 緊急の仕事をないがしろにしたら、あなたは今日にも死ぬだろう。だが重要な目標を無視したら、あなたの明日はない。言い換えれば、チームが竜巻の中だけで仕事をしていたら、前進できない。

 最も重要な戦略を、竜巻が吹き荒れる中で実行する。このことは難しいが、私たちは試行錯誤の末、それを可能にするためのルール ―― 「実行の4つの規律」を導き出した。

・第1の規律:最重要目標にフォーカスする
・第2の規律:先行指標に基づいて行動する
・第3の規律:行動を促すスコアボードをつける
・第4の規律:アカウンタビリティ(報告責任)のリズムを生み出す

 4つの規律は、一見、簡単に思える。しかし、簡単ではあるが、決して単純なものではない。目標に向かう

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

おがっぴ

4
非常にわかり安い。先行指標を達成し続けることで目標を達成する。週単位で今週やるべきことを個個人に宣言させ、実行を促していく。目新しくないが非常にわかり安かった。早速実践したい❗2016/05/13

Toshio Cookiesoul Sasakura

3
じっくり読みました。読みながら、新しい事業に対して飲み4DXの流れをフォローしていっています、チームのメンバーの興味関心が、新しい事業に対して関心を高めていっているのは如実です。少ししつこいけど、良書でした。2015/05/31

かも

2
★★★★★「なにをやるべきか」のような理論面の本は数多くあるが、「どうやってやるか」という実践面についてここまで具体的なのは本書が初めてかもしれない。目標をいかに掲げて実現させるかという内容なので、仕事だけではなく応用として家庭での活かし方まで言及されており、組織人かどうかではなく人間なら必読。2024/01/26

シカマル

2
・竜巻(通常業務)はある前提で考える・意欲が結果を生むのではなく、結果が意欲を生む。・参加なくして決意なし WIGセッションをいかに成立させ続けられるかが重要。合意形成、モチベーション維持の方法も勉強したい。2023/12/07

66 (Audible オーディブル毎日聴いてます)

2
これよかった!目が覚めた感じ。「たくさんの目標を掲げてそれらに漫然と取り組むのではなく、大きな変化をもたらす一つないし二つの目標に努力を集約する」が私にとって一番の気づき。傑作なのはNASAの目標。 の比較。1958年は八つの目標。多い上に漠然とした内容。1961年は、「1960年代のうちに人間を月に着陸させ地球に無事帰還させる」のシンプルな一つ。で、達成。これはいい本だった。教えてくれたメルマガの作者にお礼せねば。図書館本2015/11/19

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