ポプラ文庫<br> 嘘と少年

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ポプラ文庫
嘘と少年

  • 著者名:永瀬隼介【著】
  • 価格 ¥638(本体¥580)
  • ポプラ社(2021/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784591125465

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内容説明

病室で二人の男が話をしている。かつて二人が少年だった頃の思い出――少年達は消えた少女を捜すために冥い森へと入っていった。次々と暴かれるそれぞれの嘘。そして最後に明かされる哀しく切ない衝撃のラスト! 鬼才・永瀬隼介の異彩を放つ物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

チアモン

57
最後まで読んで少年の嘘が解き明かされる。行方不明少女を探しに少年たちが山に入るお話。ライスカレーの話はジーンと胸に込み上げて来るものがあった。はぁっ。みんな幸せになってもらいたかったなぁ。2019/07/20

りょうこ

45
先が気になって寝る間を惜しんで一気に読んでしまった。少年達の一夜の冒険。その冒険で明かされる一つ一つの謎にちょっと涙ぐむ。ところどころに『⁈』の部分が散りばめられてて最後までうまく引っ張られた。映像化したらとても綺麗な映像になりそう。2016/06/10

28
哀しすぎる。誰かを救えるはずなのに、あるはずの希望も打ち消して誰かを失っていく。数々の疑問が吸い寄せられるように、そうであって欲しくないところへ収まっていく。どうして。子供が嘘をつく状況をつくりだす親がいけないんじゃないか。もっと周りを見て。最悪だと思える今も生かされているのなら、きっと大丈夫なのだから。つかなくてもいいのに、つかなければならない少年たちの嘘が哀しい。嘘をつく度に現実と虚空の間が広くなって、その隙間で苦しい思いをする。ついた方も、つかれた方も。膝を抱えて呟いた、チュウの本音が忘れられない。2012/05/09

23
途中でもしかして?とは思ったが、あまりにも切ない。カレーをみるたび、しばらく思い出しそう(T-T)子供たちにはみんな幸せであってほしいわ~こういうの、親として悲しくなる。ラストも溜め息。2012/10/02

ケイ

20
嘘って、そんなに悲しい嘘だったのか。少年達の逞しさと自然の厳しさに気をとられ、人生の残酷さに気づく暇がなかった。最後の方で本当に救いようのない気持ちになったが、本当のラストでは暖かい感動がきた。そして、途中の細かい伏線の数々にも気づく。2012/12/01

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