迷子の星たちのメリーゴーラウンド

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迷子の星たちのメリーゴーラウンド

  • ISBN:9784092272453

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内容説明

廃墟の遊園地には、不思議な少女がひとり。

 廃墟の遊園地――創業者の幽霊が出る、宇宙人が基地に使っているなどあやしげなうわさが絶えない。
 実はそこには、不思議な少女がひとりぼっちで住んでいた。
 いよいよ遊園地のとり壊しが決まった年、町では奇妙な現象が続発し小中学校は閉鎖。
 夏休み。その少女の呼びかけに応じた、特殊な力を持つがゆえに孤独な五人の子どもたちが遊園地にやってきた。クジラと交信したり、真夜中の神社で魚頭のいる不思議な世界に入ったりするなどして、周りからおかしな子扱いを受ける五人。彼らの日記帳をきっかけに、遊園地をめぐる謎ときが始まった。そして、全ての不思議の鍵を握るのは廃墟の遊園地に住む少女!?
 子どもたちそれぞれの辛い日常の一方で、彼らに起こる不思議で美しい出来事を、短編連作形式でファンタジックに描く!
 不思議は日常のすぐそばにある!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミーコ

29
綺麗な表紙に惹かれ手に取った1冊。廃墟になった遊園地に残された3歳の身体のままの少女と、孤独な子供5人のファンタジックなお話でした。おかしな子供扱いされ、それぞれの苦悩があり考えさせられました。不思議な世界観のお話でした。2021/05/24

波多野七月

7
人の姿が見えなくなってしまった少年、学校に行けなくなった少女、人間の言葉ではない歌声を響かせる少女。ひとりぼっちで孤独を抱える子どもたちの悲しみや淋しさが、夜に瞬く星の明かりのように、この胸にほのかに灯る。廃墟の遊園地に集まる少年少女、遊園地に住み続ける子どものままの姿をした女の子の秘密。不思議と謎が、いくつも散りばめられている物語だった。苦しみを抱えている少年少女をそっと抱きしめて、未来へとつなげてあげたくなる。2021/07/22

だけど松本

5
登場人物がおおくて、それぞれのお話が最後に繋がる的な構成なんだけど、それぞれの子の個性やお話に印象深さがないせいか話がとりとめなく散らばってる感じだし、ずっと何が起きてるのかわからないままなのがイライラする。そして最後になっても何が起きたのかはよくわからない。体の成長が止まっちゃった女の子の推測。種が体の中に入っちゃったとか、そのせいで怪現象が起きてるとか、なんにも証拠ないでしょう。いやいや、推測でそんな確信満ちた言い方されても・・・勝手に作者と登場人物だけで感動ごっこしててくださいとしか思えなかった。2021/08/19

2時ママ

2
次女 小6 ひとり読み。2022/04/10

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