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内容説明
ベンチャー企業の誕生が少ないことを憂いていてもしょうがありません。日本のイノベーションは企業内イノベーションを生かすことしかないです。
企業内イノベーションは 特定の個人が孤軍奮闘するものではないため、 「優れた」個人の獲得育成に加え、企業内イノベーターを活かすために組織的な仕組み(エコシステム)を備えることが、効果的かつ重要になってきます。しかし、イノベーション研究は特異な発想を持った人物に焦点を当て、それがどのようにして生まれるのかに注目しがちです。またイノベーションに関する翻訳書は、ベンチャー企業型が暗黙のうちに主役となっており、企業内イノベーションが中心となる日本の読者にとっては隔靴掻痒なところが大です。
本書は、企業内イノベーションの姿を記述し、それを支える仕組みを明らかにするもの。典型的と思われる4人のイノベーターについて詳細に記述し、リアルな企業内イノベーターの実像を明らかにしました。
【物語篇】では、これらの「猛者」たちが一体どのようにその「資質」をまとい、「経験値」を積み上げ、そして「主役」を全うしたのかを記述。【提言編】では、55人の成功を導いた資質と環境(エコシステム)を解明し、4枚のカード(ガーディアン、アイデア創出、主役、脇役)の用意など必要な戦略を提言します。
目次
序章 必要なのは日本に適したイノベーターづくり
【物語篇】
独自の世界を描くアーティスト
制御困難な大黒天
力まず時代を創るサイエンティスト
主君不要の稀代の軍師
【提言篇】
第1章 企業内イノベーションを起こすのはどのような人物か
第2章 企業内イノベーションを起こすのに不可欠な「4枚のカード」
第3章 4人の物語から見えてくるもの
第4章 企業内イノベーターはどのように生まれ、活躍するか
第5章 企業内イノベーター・プラットフォームを造る
第6章 ソトとつながる――イノベーションエコシステムとの接続
第7章 経営者の役割
感想・レビュー
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