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内容説明
平成に入って加速した結婚離れ。生涯未婚の男性は4人に1人、女性は7人に1人となり、結婚していない人の約半数が「相手に巡り会わない」と感じている。一方、結婚への道はどんどん多様に。住職がサポートする「寺コン」や親が我が子の相手を探す「代理婚活」まで。十人十色の婚活模様だ。はたして私たちは結婚ができなくなったのか、しなくなったのか。共同通信の女性記者3人が緻密な取材を基に現代人のリアルな結婚観に迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒデミン@もも
55
目新しい話ではないけれど、現代の日本の婚活事情がわかりやすく書かれていた。共同通信は新聞社の中でも別格。女性の支局長なんて時代。オンライン婚活は、私の周りでもよく聞く。出会い系というと怪しい感じだが、婚活アプリだとなんとなく受け入れ易いのが不思議。結婚における格差は今後、益々広がるのかな。2021/06/05
ニックス
16
10年を超す勤務歴がある記者が作者とは思えない本だった。婚難の時代とタイトルにあれば、読者は未婚率が高まっている現代における結婚が出来ない人やそれでも結婚出来た人の話が知りたいと私は思う。しかし、この本では作者が40前後の独身女性だからなのか、作者と同様の境遇の結婚できない人の話ばかり(高齢者の結婚出来た話の章もあったが)。この本のつまらなさは一方向の意見しかないところ。本当に記者を長くやっている人が書いた本なのか。恐らくこの本の賛同者は40前後の未婚女性だけでしょう。久々に残念な本だった。星22023/04/07
まゆまゆ
15
婚活という言葉が登場してから最近まで、結婚を巡る様々な活動について紹介していくルポ。昭和的価値観が相変わらず当事者達を苦しめており、未だ男性上位の価値観と出産を焦る女性たちの葛藤が垣間見える。今の20代はこういった婚活の実態を踏まえて早く結婚している、のだろうか、そのあたりも気になるところ。2021/06/03
Yuichiro Komiya
11
進む晩婚化、増える離婚率、活性化する婚活市場。令和を迎えて、より個人の価値観が多様化する中、結婚の難易度も上昇しているように思う。本書では様々な婚活様式、結婚様式を紹介しているが、不安定な社会の中で結婚という、ある意味いいところだけでなく、リスクをも含んだ生活形態に、様々なアプローチがとれるようになったのは素敵なことだと思う。2021/07/03
フクミミ
10
今の婚活事情がよくわかる一冊。 自分も結婚していなかったら、どうするのだろ?と思ってしまった。2021/05/04