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内容説明
ゆみ子が最初に覚えた言葉、「一つだけちょうだい」。戦争にいくお父さんが「一つだけ」とあげたのは一輪のコスモスでした。(『一つの花』) 広島に原爆が落とされた日。私は、亡くなったお母さんのうでの中で泣く、赤ちゃんを助けました。道ゆく人にあずけたのですが、戦争が終わった数年後、その子と再会することになり……。(『ヒロシマの歌』) ほか、心うたれる9つの物語を収録。解説=令丈ヒロ子。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
41
8月が近くなると何か読まなくてはと思うのだ(毎日思え!ってね・・)今の子供たちにどんな本があるのかと手に取る。どんな本でも良い、ほんのひと時でいいので何か読んで欲しいと思うのです。70オーバーと20アンダーでは捉え方も違うだろうが、その間の私達こそが避けては通ることの出来ないはず。歴史の本だけじゃない真実の叫びを聞こう!『生きてるだけでまるもうけ』平和日本に住む私達に今、出来る事は・・2015/07/24
マツユキ
11
娘が小4の時に国語の授業で学んだ『一つの花』を私も読んでみました。 表題の2作の他、『時計』『ゆみ子とつばめの墓』『すみれ島』『あるハンノキの話』『おばあちゃんとつばめ』『土の笛』を収録。 どの作品も、戦争や、原爆の悲劇が描かれていますが、優しい文章です。こんな時でも、家族や、他人を思いやる気持ちが、美しく、切ない。その思いを受けて、強く生きる姿に感動しました。 絵がイメージじゃなかったけど、これからも本屋さんにあって欲しい本です。 2020/09/20
nakmas
8
子どもの依頼で図書館から借りて来た。 おもに広島や第二次大戦を題材にした短編集。 「 おばあちゃんとつばめ」「鐘」は胸を打たれた。 最後のヒロシマの歌は、もちろんクライマックスといえる物語。人間関係の大きな混乱と、そんな中でも人が強く生きていく姿が描かれる。2020/09/20
Rinta
0
原子爆弾は、おそろしいと思いました。
ばっちん
0
「おじぎり一つだけちょうだい」というフレーズは小学国語の教科書で読んで以来頻繁に思い出すが、どんな話であったかはそこまで記憶にないので読み直した。思ったより短い話で記憶にあった部分がほとんどだった。ただ『花』の部分と後日談があったのは憶えてなかった、あるいは知らなかった。 他、今西祐之氏作の戦争に関する児童文学数編。いずれも偏った思想感もなく戦時中の市井の感覚を刺激少なく且つリアルに描いている。子どもが読むために気を配ってることがよく分かる。大人になって読み直してよかった。2024/03/26
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