掟上今日子の鑑札票

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掟上今日子の鑑札票

  • 著者名:西尾維新【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 講談社(2021/04発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065227923

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内容説明

推理力を奪われた今日子さんのため、相棒・厄介(やくすけ)が奔走!
シリーズ最大の敵にどう挑む? タイムリミットミステリー!

「天井に書かれていた文字。あれを書いたのは私だ」

殺人未遂事件の容疑者にされた青年・隠館厄介。
いつも通り忘却探偵・掟上今日子に事件解決を依頼するも、
その最中、今日子さんが狙撃されてしまう。
一命を取り留めた彼女だったが、最速の推理力を喪失する。
犯人を追う厄介の前に現れたのは、忘却探偵の過去を知る人物だった――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

220
西尾維新は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。読み続けて忘却探偵シリーズも第13弾まで来ました。途中までは、急展開で掟上今日子の謎も解け、本書で完結の気がしたのですが、著者曰く第24弾予定との事です。本当かなぁ?新垣結衣の結婚も影響しているのかも知れません。当面続くので、★忘却探偵シリーズ完読プロジェクト(読む端から忘却)を立ち上げました。 https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11714128?sort=book_count&order=desc2021/06/05

aquamarine

82
この本の前、数冊は未読。今回手に取ったのは彼女の謎が一部明かされると聞いたからでした。物語は最初にその今日子さんの特徴を奪ってしまい、厄介くんメインで彼女自身に迫ることになります。噂の別シリーズを読んでいると今回明かされた彼女の過去についていろいろな考察ができるようですが、読んでいない私としては、残念ながら消化不良です。ただ、厄介君が語る本についてはとっても良かった。本は読めばいいというものじゃない。どんな風に読むかが人間を形成する。彼のセリフひとつひとつが自分にわかるということがとても嬉しかったです。2021/07/04

さっちゃん

61
シリーズ13作目。最近は惰性で追っていたけれど、今回は不穏な展開(言葉遊びは相変わらずだけど)に「おっ」となる。今日子さんの記憶がリセットされないばかりか、探偵であることすら忘れていて、厄介さんが孤軍奮闘、東奔西走、大活躍だった。後半、厄介さんが語る本への熱い想いは多くの本好きに刺さるのではないかな。少なくとも私は思わず泣きそうになった。これまでを振り返ることができ、今日子さんの過去も匂わされ、シリーズのターニングポイントになりそうな一冊。なお、シリーズは24作まで続く模様。最後まで追いかけよう。2021/06/10

したっぱ店員

56
今日子さんが探偵であることを忘れるという新展開。回復を願い、また真相を掴むため、厄介は沖縄へ向かった…。今日子さんの謎が解けるかと期待したが、戦争とか大きな話になってなんか煙に巻かれた感じで終わってしまった。ごめんなさい、肩透かし。次に期待します。2021/10/19

りんご

54
今日子さんの忘却探偵になる以前の過去ががっつり語られた一冊。いろいろ荒唐無稽な設定もあり、某作品との繋がり等なんだか誤魔化されたようにも感じる部分もあった。しかしなんだかんだで今日子さんのピンチに厄介が奮闘するという設定自体がシンプルに楽しめた。謎解きも常識外れのものが多いが、意外性があり先が読めなくて良かった。可能かはともかく、最初の狙撃のトリックとかは結構好き。あと厄介と今日子さんとのやり取りは相変わらずコミカルで面白い。厄介と今日子さんの独特な距離感が絶妙。2021/05/05

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