内容説明
30年ぶりの同窓会で再会した男女の心境は? 人生の哀歓を描く秀作集。連作短編12編。人生をそよがす風の妙。大人の寓話――中学時代、ほのかな恋ごころを燃やした美少女がいた。都会から田舎の中学へ転校し、再び都会に去った少女に対して、少年は一度だけ直接話しかける機会があったが、結局、何も話せない。そしていま、30年ぶりの同窓会で、男は女にそれを語ってみると……。時は風、風は人生。さまざまな人生の哀歓を巧みに描き出す、大人の寓話集。
目次
三十年
遠い声
高台の家
シンデレラ・ボーイ
夜の顔
砂時計
紙人形
危険な絵本
七夕祭
住みよい町
足を見た男
プランコ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
45
空振り感を感じてなんとなくイマイチ。前読んだときもそう思ったような記憶が甦った。→三十年/遠い声/高台の家/シンデレラ・ボーイ/夜の顔/砂時計/紙人形/危険な絵本/七夕祭/住みよい町/足を見た男/ブランコ2015/04/07
KAZOO
43
阿刀田さんの表題についてのさまざまな物語が12収められています。阿刀田さんにしてはあまり毒や怖さがなくそこが物足りない人がいるかもしれませんが、本当にそこらへんを吹いている風のような感じの小説です。人生の岐路を中心とした物語が多いように感じられました。印象は薄いのですがたまにはこのような物語を読むと心が落ち着きます。2015/05/11
優希
38
吹き抜ける風のような短編集でした。阿刀田さん得意の毒気や怖さはありませんが、その代わり人生の哀愁を描いているように思います。大人の寓話と言えますね。2024/09/10
背番号10@せばてん。
26
1992年1月30日読了。あらすじは忘却の彼方。(2019年11月3日入力)1992/01/30
takaC
21
1991年2月読了。(三十年/遠い声/高台の家/シンデレラ・ボーイ/夜の顔/砂時計/紙人形/危険な絵本/七夕祭/住みよい町/足を見た男/ブランコ)1991/02/15
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