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内容説明
「仕事ができる人」とは?「部下がついてくる人」とは?
「剛腕」「鬼上司」「不良債権と寝た男」…悪評を物ともせず、時代の先を見通し、
今何をすべきか腹の底から理解していた男は、人の真価を見抜く天才でもあった。
2020年9月に世を去った「ラストバンカー」西川善文の遺言。
厳しさと優しさが同居する珠玉の言葉の数々。
いつの時代も変わらぬ本物の仕事術がここにある!
仕事ができる人は、頭の中がきちんと整理整頓できている
どんな問題でも、それほどたくさんの急所があるわけではない
仕事の出来は70点で手を打つ
何もかも自分で引き受けず、他人の力を借りる
ひとりの人間として人間関係を作る
一つ上の立場で考えるかどうかで差がつく
部下を育てると同時に自分も成長する
序列や役職で相手を見てはダメ
机上でわからないことが現場にある
やるべきことを断行する勇気を持つ
特別な人脈より有効な人脈を持つ
人の目が届かない仕事で甘えてはいけない
お客に一方的にしゃべってはいけない
相手は何が得意かを知っておく
状況が悪いと逃げ出す人間は下の下
ピンチをチャンスにすれば大きな変化を作り出せる
「瞬間」だけ見ていたら気づけない
見たくない現実こそ直視する
「一緒に頑張る」はかえって危険
自分でやるしかないと心に決める
<目次>
第一章 評価される人
第二章 成長する人
第三章 部下がついてくる人
第四章 仕事ができる人
第五章 成果を出す人
第六章 危機に強い人
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゲンキ
108
三井住友銀行の頭取をされた方の本。思った以上に、数々の修羅場を経験されていて、その内容、裏話的な話も書かれているから、そういったことに興味がある方には、面白いかも。私的には、部下がついてくる人の章がためになりました。2021/10/10
KAZOO
107
この方は、銀行では珍しく融資と不良債権処理のスペシャリストで頭取にまでなられた方です。この本ではご慈雲の経験を振り返っての様々ンビジネス上のポイントが示されていて銀行員の方には参考になるところが多々あるという気がしました。また上に忖度しないで会社のためなら言いたいことをいうということも好きです。いい本です。2021/07/26
てつのすけ
38
大企業、しかも都市銀行のトップを務められた方の言葉は貴重だ。私のような凡人が真似をしても、著者のような結果を残すことはできないだろう。しかし、共感できたことは真似をして、僅かでも、著者のようになりたいと思う。2021/06/12
Sam
34
著者は住友銀行の頭取からその後日本郵政の初代社長を勤めた経済界の大物(故人)。自分のようにゴール寸前の年寄りではなく、これから社会で活躍していこうとしている若い人が読むべきなんだろうけど、自分の経験と照らし合わせて膝を叩いてみたり首を傾げてみたり、という楽しみ方はできるし、いまの自分にとっても「ものごとをシンプルに考える」、「経営は、失敗を全体として一定範囲内に収める技術とも言える。完璧主義、満点主義からは何も生み出せない」という言葉は、至言。2021/04/16
おせきはん
32
三井住友銀行頭取、日本郵政社長を務めた著者が銀行時代の経験をもとに語った仕事論です。仕事に向き合う姿勢には私自身と共通することも少なからずありましたが、部下との接し方に関しては反省しました。もう数年早く読みたかったと思いつつも、心機一転、頑張ります。2021/08/14