角川書店単行本<br> 一生忘れない怖い話の語り方 すぐ話せる「実話怪談」入門

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角川書店単行本
一生忘れない怖い話の語り方 すぐ話せる「実話怪談」入門

  • 著者名:吉田悠軌【著者】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • KADOKAWA(2021/03発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041109120

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内容説明

文章やおしゃべりがあまり得意ではない、という人にも安心の「入門編」と、怪談の世界に踏み込んだ人に最新の知識を伝える「実践編」の二部構成。
完全な初心者でも実話怪談が話せるようになる!


第一章 実話怪談とはなにか?

「実話怪談」と「都市伝説」の違い

第二章 一生忘れない怖い話の取材法

▼入門編
取材の基本と謝礼
取材相手をどう探すか
対面取材とネット取材
怖い話を引き出す決まり文句

▼実践編
取材者の属性で個性が出る

第三章 一生忘れない怖い話の編集法

▼入門編
先入観をはずす
創作をしてはいけない

▼実践編
実話怪談に必要なオチとは
怪談を魅力的にするチラーポイント

第四章 一生忘れない怖い話の書き方

▼入門編
誰が語っているのかを明確にする
平山メソッドの発明
実話怪談はノンフィクションとは異なる 

▼実践編
「私怪談」とは何か
「視える人」はどのように書くのか

第五章 一生忘れない怖い話のしゃべり方

▼入門編
説明ではなく描写する
怪談独特の「間」の取り方

▼実践編
カジュアルとシアトリカル
語り手が消失するしゃべり

第六章 ショーレースで勝つには

各大会の審査の特徴
観客投票を伸ばすには
初心者がまず練習すべきポイント
ショーレースでウケるネタとは
キャラクターづくりの重要性

第七章 現代実話怪談史

1.前史 昭和後期(一九七〇~八〇年代)
2.実話怪談第一期(平成・前半)
3.実話怪談第二期(平成・後半)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒデキ

35
実話怪談の作り方を現役の怪談師である吉田さんが述べています。特に怪現象の集め方、まとめ方は、凄いなあと思って読んでいました。 吉田さんの語りの勧め方が判る内容になっていました 後半の怪談の歴史も面白く読みました2021/05/04

かおりんご

34
再読。きちんと実話怪談を書くことを意識して読むと、とてもためになる!私の書いた作品がいかに稚拙だったか、、、これから行う実話怪談の取材方法も勉強になった。相手のことを疑うそぶりは見せない、これ重要ですね。この本は、怪談業界に参入する、したい人のバイブルとも言えます。2022/04/20

かおりんご

32
先日、某怪談師さんから「実話怪談を書いてみたら?」と勧められ、勢いで竹書房に投稿してみたのですが、吉田さんの本を読んでからにすればよかったと、ちょっと悔やんでしまいました。この本、これから怪談を子供たちに語ったり、実話怪談を書いたりする際に、非常に参考になります!絵本の読み聞かせ的に読むならできるから、配信してみようかなぁ。でも、配信ってどうやって始めればよいのやら。なんでも挑戦ですね!2021/03/14

いちろく

31
「一生忘れない」、「語り方」、「すぐ話せる」に興味を惹かれた訳でもなく、「怖い話」と「入門」に惹かれて手にとった一冊。怪談というジャンルに基礎から踏み込んでいる内容で面白かった。一方で、客観的に解説してくれているので手品の種明かしの様でもあり、怪談を純粋に楽しみたい人向けの本ではない印象も抱いた。ジャンルを問わず大切な事も押さえている辺り、著者の人柄が現れている感じもした。2021/06/16

ワッピー

27
読み友さんのコメントから。実話怪談の定義、取材・編集の仕方、例文を引きつつ書き方の文体や視点についての解説、また語り方からコンテストで勝つための傾向と対策、怪談業界史までを網羅する充実の一冊でした。経験者と語り手の差分を埋める構造や「チルポイント」の考え方など、書き方のノウハウは怪談のみに留まらないヒントがありました。最近はコンテストが増えたものの、語り手に比べて審査員の経験が少なく、工夫や技巧が通じない場合もあるという愚痴も面白く感じました。古くからある怪談が今後さらにどう進化するか、興味が尽きません。2021/09/03

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