SNS暴力 - なぜ人は匿名の刃をふるうのか

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SNS暴力 - なぜ人は匿名の刃をふるうのか

  • 著者名:毎日新聞取材班
  • 価格 ¥1,200(本体¥1,091)
  • 毎日新聞出版(2021/03発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784620326474

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内容説明

ネット上の誹謗・中傷の現状を徹底取材!
2020年5月、SNS上で誹謗中傷を受けた末、女子プロレスラーの木村花さんが亡くなった。ネット上で、SNSによる暴力が過激化。匿名になることで、言葉が凶器へと変わり、容赦なく人の心を切りつける。果たして加害者はどんな人物で、動機は何なのか。背景には、社会の構造的な問題があるのだろうか。記者が徹底的な取材で掘り下げる。一方、被害の深刻化、多様化が進み、いつ誰が被害者になってもおかしくない。被害に遭ったらどう対処すべきなのか。そして今、何が議論されるべきなのか。ネットの功罪を検証し、SNSの未来を探る。

目次

第1章 ネット炎上と加速する私刑
第2章 加害者たちの正体
第3章 言葉が刃に変わる時
第4章 深刻化する被害の真相
第5章 匿名の刃から身を守る
第6章 SNSの功罪

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yomineko@ヴィタリにゃん

75
読み友様からのご紹介本です📚プロレスラーの木村花さん事件を知らなかったけど知れば知るほど悲しくなる。ネットで匿名なら言論の自由があると言い訳し、その場のノリでの悪質な書き込みが人を死に追いやる。勇気ある告発、例えば伊藤詩織さんも炎上。男性が叩いているのではなく何と女性から叩かれている。杉田水脈とか。ある日突然誹謗中傷に晒される恐怖。読まなければいいでは済まされない心理的なものが人間にはあるらしい。怖かった。注意しようにもしようがない。SNSをしてなくても被害に遭った医師さえいる。2023/03/08

マエダ

52
木村花さんの件、スマイリー菊池さんの件、ガラケー女と間違えられた女性の件、どれも少しは認識していたが改めて確認すると気分が悪い。2024/03/03

よっち

39
匿名になることで言葉が凶器へと変わり、ネット上でSNSによる暴力が過激化。その背景を記者が取材で掘り下げ、ネットの功罪を検証してその未来を探る一冊。木村花さんを始めとする有名人の自殺が最近増えていますが、取材では過激な投稿をした側の当事者感は薄いことが明らかになって、被害の深刻化や多様化が進む中、一歩間違えばいつ誰が被害者/加害者になってもおかしくない状況です。いろいろ可能性もあるSNSですが、リアルで言えないようなことは発言しない、冷静になって考えてみるようなリテラシーは今後ますます重要になりそうです。2020/10/27

たまきら

37
掲載時に夫が非常に興味を持って読んでいたのを覚えていたので借りたところ、やはり真剣に読んでいました。以前ミクシイをやっていた頃、女性車両や痴漢冤罪を痛烈に罵倒する方と縁ができたことがあります。ひるんでしまうような表現に驚きましたが、後に彼が引きこもりであることを知り、不思議な気持ちになったのを覚えています。その人の行為を批判するのと個人攻撃はまた別なはず。自分も加害者になりはしないだろうか…考えて行動していきたいです。2020/12/06

ネギっ子gen

22
SNSは情報収集や発信の手段として便利なアイテム。それが、なぜ人に不幸をもたらす凶器として使われるのか?その疑問を解くためにインタビューを重ね、ウェブと紙面で連載したものを書籍化。匿名になることで時に暴力性を帯びるSNSの特性を踏まえ、副題は「なぜ人は匿名の刃をふるうのか」に。どんな人が被害に遭い、加害者はどういう人か――。取材で浮かんできたのは、被害者は誰にでもなりうる話であり、加害者は私たちとはかけ離れた特別な人達ではない、ということだ。抜本的な対策は先送りされ、半ば放置されてきた問題にメスが――。⇒2020/10/17

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