集英社文庫<br> 泣きたくなるような青空

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集英社文庫
泣きたくなるような青空

  • 著者名:吉田修一【著】
  • 価格 ¥528(本体¥480)
  • 集英社(2021/03発売)
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  • ISBN:9784087442038

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内容説明

旅ってやっぱりいいもんだ。そこには人や場所との出会いがあり、人や場所の匂いがあり、人や場所の声が聞こえ、人や場所の手触りがある。台北や博多の屋台で舌鼓を打ち、沖縄やマレーシアの真っ青な空に目を奪われる。旅に出ることが出来る、それだけで奇跡。ANA機内誌連載をまとめた、ベストセラー作家・吉田修一の素顔が垣間見えるエッセイ集。

目次

博多って、おっきいなー
清潔であること
思い出のアドレス帳
長崎うまかもん
惜しい……。
静かに近づき、静かに去ってゆく
お盆・花火・長崎
ペルヘンティアン島の奴ら
台湾でのサイン会
フリーハグしてみた
あいにく絵心なし
朝の種類
百年後の笑っていいとも
ベルンで川を流れる
時間を持つもの・軽井沢
人間の声
無音の世界
遠いパリのこと
苦節三十年
泣きたくなるような青空
浪速の従姉妹漫才
大恩人・辻原登さん
中華料理店の王さん
満開の桜の樹の下・NY編
遠くて近いブラジル
文庫版あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

hit4papa

70
ANAの機内誌『翼の王国』に連載されていたエッセイ。前作『あの空下で』『空の冒険』は、短編が収録されていますが、本作は小説を読むことはできません。映画『横道世之介』、連載小説『路』にふれていたり、旅そして食への思いなどがつづかれたりと、機内誌に相応しい内容です。過激な表現はNGでしょうから、小説のイメージと異なり、著者の人と柄がシャイで生真面目に読みとれます。ANAのキャビンアテンダントが『翼の王国』の連載のことを知らずに、機内でちょっとガッカリな一幕は、とんがって欲しかったですね。あっさりめかな。2023/03/04

@nk

54
1年限定の島暮らしも半年を迎えようとしている。本書の表紙にあるような青空を日々、見上げている。きっと次の春、つきぬける青空に後ろ髪をひかれ、もはや泣いてしまうのだろう。数年後、撮りためた写真を見ては、それこそ泣きたくなるんだろう。そんなことを考えながらの読了。本人ではSNSをやらない(見はする)らしき著者の、人との繋がりに触れたくだりで、「どれくらい会ったかではなく、どれくらい会いたいと思ったか」。ANAのCAに本著者を知らない方もいるのかぁ…という軽い衝撃。そしてSMAPに触れたところなど、⇒2022/08/27

菜穂子

53
機内誌「翼の王国」に載っていたエッセイ。搭乗中、トイレを待つタイミングでCAの方との話で「これ書いているの僕です💦」のシチュエーションだったけれどCAさん、ご存知なくてちょっと残念。シャイな方なんですよね。連載だった頃の少し前の話からコロナ禍の旅行ができなくなったところで文庫本化。旅行に行きたくなります。横道世之介でぐっと身近になった吉田さんだけれど長崎良いですね。2025/09/28

くろにゃんこ

46
エッセイでした。印象に残ったのは長崎、行ってみたくなります。お盆にお墓参りをしながらロケット花火等を打ち鳴らす・・・こっちと違う賑やかな過ごし方でも故人をしのぶ気持ちは同じなのでしょうね。あぁ~旅行行きたい・・・2021/08/25

さとか

45
すごくよかった‼️「最後に手にしたいもの」もとても読み応えがあったけど、それ以上に一つ一つに深みがあった。旅が好きな人、一度に長い時間はできない人にもオススメ。後半の数遍が特によかった。2021/04/02

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