免疫は発酵食品でぐんぐんあがる - コロナ、インフルに負けない自己免疫力のつけ方

著者名：金城実/作間由美子

プレジデント社（2021/03発売）

• ISBN：9784833423984

内容説明

【内容紹介】
「新型コロナウイルス感染症」という、未知の感染症が登場したことにより、「免疫」「発酵食品」が注目されています。
本書は「粘膜から始まる免疫システム」に着目。
粘膜のバリア機能を維持・向上させ、粘膜で戦う免疫細胞のパワーを高めるために私たちが普段できること「免疫力アップの習慣」と、「発酵食品をとることの有用性」を紹介。
【著者紹介】
[著]金城実
東京生まれ。医学博士、一般社団法人日本予防医療協会代表理事。
岡山大学医学部卒業後、麻酔科に入局。ニューヨークのアルバート・アインシュタイン医科大学に留学し、医学博士号取得。帰国後、岡山大学医学部附属病院麻酔科病棟医長として最先端のテクノロジーを駆使した治療に携わる。1996年、予防医療の実践のために大学病院を辞し、独立。
2003年に（株）MDジャパンを設立。「医者がすすめるメディカルダイエットプログラム」を研究開発。予防医療プログラム「Dr．セルフチェック」を開発し、企業や病院、フィットネスクラブなどを中心に展開。2011年より予防医療的な視点から企業への健康経営の提案を開始。2014年、実践的予防医療の人材育成のため日本予防医療協会を設立。

[著]作間由美子
発酵マイスター・発酵プロフェッショナル
福島県出身、ホテル業界で飲食に携わりながら、ライフワークとして「学びたい人の学びたい時のための『校舎のない学校』」を有志と設立。
そこで著名な方々を講師として招きながら食文化を楽しく身につける場を作る。
「HBR（日本ホテル・レストランサービス技能協会）認定サービス技能2級」、「日本ソムリエ協会認定ソムリエ」を取得。

目次

【目次抜粋】
第1章　予防医療の専門医が実践し続けていること
感染症にならない体づくり／感染症の仕組み／日常のちょっとした改善で感染症を遠ざける
第2章　1日1食は日本食を
「伝統的な日本食をとる」／ウイルスを侵入するのを阻止するためには粘膜バリア機能の強化
第3章　「発酵食品」であなたの健康を守る
食べたものは必ず栄養になっているのか／発酵食品は栄養が取れる状態にすでになっている／発酵食品とは、発酵食品の種類／発酵食品で腸内環境をよくする／アンチエイジング
第4章　発酵食品の取り入れ方
調味料としてとる／飲んでとる／小鉢でとる／おつまみでとる
第5章　風邪をひかない医者が実践しているミトコンドリアを増やす運動とストレスコントロール
テレビを見ながらでもできる「腕降り体操」／しなやかな血管を保つ「バンザイストレッチ」／座るより立つ、立つより歩く／湯につかる／作り笑いでも効果はある

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[鉄之助]

タイトルに惹かれて、ペラペラ拾い読み。特に新しいことは書かれていなかったが、粘膜の乾燥はウィルス侵入に対する大敵だ、とつくづく実感させられた。そのためには、せめて寝ている時の　口呼吸はやめようとも思った。口内炎や肛門の不調…。自分で手短にわかる”粘膜”の異常に　敏感になろう！　コロナ時代の手っ取り早い自己防衛策だ。味噌・しょう油・納豆など発酵食品をもっと摂ろう。

2022/02/09

[ミライ]

新型コロナ対策として免疫をつける手段として、発酵食品に的を絞って解説された一冊。感染症にならないようにするためのポイントは「粘膜バリア・免疫細胞の強化」「腸内環境の改善」であり、発酵食品によって腸内細菌を活性化させて腸内環境を改善することで、粘膜バリア・免疫細胞を活性化できる。タイトルに発酵食品が入っているだけに発酵食品については醤油・味噌・酢など、食品別に深ぼって詳細に語られる。聞いたことなかったレアな発酵食品もいくつかあり、試してみようと思った。

2021/10/18

[ギルダーツ]

毎日摂取できてるもの：納豆、オリーブオイル、りんご酢、ビタミンサプリ、などなど。あとは和食をもう少し増やせるといいな。粘膜強化効果もあるとのことで、腸内環境を整えること以外にもいいことがあるとのことで、勉強になった。ミトコンドリアを活性化する体操、血管若返り体操も毎日のルーティーンに取り入れるとしよう💪

2021/10/25

[なりぶぅ]

免疫機能や発酵について簡単にわかり易く書かれているのでサラッと読める。日本食って素晴らしい、コロナ時代の今こそ自己免疫力を上げるために食生活を見直しましょうってことかな。甘酒や生塩麹は思ったより簡単に作れるみたいなので挑戦してみたい。酒粕の甘酒は嫌いだけれど甘麹なら飲めるかもしれない。あとお酒も好きなので酪酸菌を摂るようにします。免疫の説明で好中球やNK細胞・マクロファージなどが出てくる度に、『はたらく細胞』の彼らが私の頭の中で動き出すのが可愛くて面白かった。

2021/04/22