ヒルダ・アダムスの事件簿

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ヒルダ・アダムスの事件簿

  • 著者名:M・R・ラインハート【著】
  • 価格 ¥1,936(本体¥1,760)
  • 論創社(2021/03発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784846019327

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内容説明

看護婦探偵ヒルダ・アダムス初登場!謎の失踪事件を追い、マーチ家に潜入したヒルダが孤軍奮闘! 初めての事件を解決に導けるのか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆのん

69
主人公はもうすぐ30歳になる看護師のヒルダ・アダムス。警察のミスター・パットンと出会い看護師探偵となる。看護師としても優秀な彼女だが、探偵としてもかなりのもの。勇気、正義感、好奇心に溢れている。暗い中を僅かな明かりで捜査するシーンの描写がすばらしく、ゾクゾクとする恐怖感が伝わってくる。ずっと読みたかったシリーズだが、再版されてないのか、中古でも値段が高く、今回は2作品だけとはいえ念願叶っての読書となった。2112020/09/13

SIGERU

24
サスペンス派の名匠ラインハートによる、看護婦探偵ヒルダの冒険を扱った中篇二つ。不安を喚起する技巧は確かだが、現代の派手なサスペンスからは程遠く、のんびりした趣がある。悠揚迫らぬ筆致で、遊び心や骨董趣味のある読者向きの一冊。『鍵のかかったドア』は、作者自身看護師だったキャリアが生かされた佳品。屋敷を覆う不安の正体が、なるほど現代に通じるものがある。あとがきを読み、1959年刊行に驚きかけたが、よく読むと1933年には作品集に収録されていたのか。さらに調べたら、どうやら1914年初出らしい。いろいろ納得した。2021/06/19

maja

18
真摯なヒルダ・アダムスは派遣先で本領を発揮するナース探偵だ。警察の支持を受けてナースとして派遣にまわるアダムス。現在では考えられないような、ゆったりとした時間や謎の広がり方が魅力のクラシックミステリで楽しい。 2020/12/28

harutamano

17
うーん面白かった!好きな話でした!看護婦という立ち位置からヒルダが切り込んでいく謎…そしてパットン警視がツボ…✨ ‪「きみが気に食わない」‬‪「でもたいしたお嬢さんだと言わないわけにはいかないな」 って言うんですよのっけからー!脚を撃たれてベッドにいる警視が看護人に逆らって諭されて。そしてそこから始まる物語。 クラシカルなミステリですが、いったい何が起こっているのか…というハラハラ追い詰められる感じがたまりません…ほんでちょくちょく可愛いな警視!萌え転がりましたわ。ミスター・パットン!2020/05/16

Ribes triste

13
ミスター・パットンに見出され、警察の犯罪捜査のため、ターゲットの家庭に潜入する看護婦ヒルダ・アダムスの物語。事件かどうかも分からない不穏な状況下での捜査には、緊張感とホラー味が漂う。聡明で行動力もありタフなヒルダがいい。これは中編2作でしたが、長編も読んでみたい。2023/03/28

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