奇蹟のピアニスト 人生哲学 やがて鐘は鳴る

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奇蹟のピアニスト 人生哲学 やがて鐘は鳴る

  • 著者名:フジコ・ヘミング【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 双葉社(2021/03発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575315936

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内容説明

奇蹟のピアニスト、フジコ・ヘミング。幼い頃から才能を発揮し、高く評価されていたにもかかわらず、不遇の時代をすごしてきた天才ピアニスト。1969年、リサイタル直前に風邪で聴力を失い、やむなくすべてのコンサートをキャンセル。その後、耳の治療に専念する傍ら、ピアノ教師として生計を立て、演奏活動を行ってきた。1999年、そんなフジコを取り上げた『フジコ~あるピアニストの軌跡~』(NHK)が放送されたことがきっかけでブレイク。多くの苦難を乗り越えたフジコの演奏は視聴者の魂を揺さぶり、大反響を巻き起こした。ピアノと共に壮絶な人生を歩んできたフジコ。本書では「うまくいかないほうが当たり前」「じぶんらしく生きる」という、偉才ならではの人生観や死生観、生活観に迫った気持ちが軽くなるエッセイです。フジコに密着し続けてきた写真家・中嶌英雄氏の貴重写真も多数掲載。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のっち♬

159
穏やかで優しい口語調で書かれた著者の来歴。その人生観は「相手の身になって考える」といった清らかなもの。もっとも、幼少時に受けたスパルタ教育や虐めなどは人との距離を縮めることへの抵抗をいくらか生んだようで、自分らしさを追求する背後で度重なる恋愛の失敗にも影響してそう。現在も相変わらず「繊細で優しそうな男性に弱い」ようだ。嫉妬、不倫、裁判、聴力低下。シビアなこともサラッと書く点に余裕やポジティブさを感じる。芸風のみならず、趣味や生活空間にも年代物への愛着が行き渡っている。「とにかく生きていれば、なんとかなる」2021/09/25

kanki

16
ピアノの話も面白いが赤裸々に語られる恋愛話も面白い。見る目がなく恋愛のたびに引っ越ししてたとは(^^)2021/10/25

ゴーヤーチャンプルー

7
60歳を過ぎてからNHKの番組をきっかけにブレイクするまでの極貧生活、聴力を失う、といった逆境に負けず生きてきたフジコさんの人生哲学が詰まっていて勉強になった。強烈なお母さん(口が悪い)はヤマザキマリさんの超個性的なお母さんと通ずるところがあるような・・・。無茶苦茶な母のもとで子供は世界を旅するようになり人生を切り拓いていく。2024/06/21

れいまん

7
魂のピアニスト、フジコヘミングさんの最新の自伝。ピアニストとして数々の苦難を乗り越えて、ようやく幸せになったようで、ほっとしました。 最後に心支えになったのは聖書の言葉。 2016年に生で聞いた、ラカンパネラは絶品でした。2021/08/03

大福

5
87冊目、読了。 優雅な人生とは言えない 波乱万丈なフジコ・ヘミングさん。 文章からその辛さを感じさせないのは、本人の元々の性格かしら。 それを形成したのは、間違いなく彼女のお母さん。 音楽の素晴らしさと、両親に敬意を払い続けるフジコ・ヘミングさん。 いつチャンスが来てもいいように、 私も練習を続けます。2024/06/24

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